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zoom RSS ルスティオーニ&都響の『幻想』を聴いてきました

<<   作成日時 : 2017/02/26 23:35   >>

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ダニエーレ・ルスティオーニ指揮東京都交響楽団(都響)による、ベルリオーズ『幻想交響曲』を聴くため、池袋の東京芸術劇場へ行ってまいりました。


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ルスティオーニさんという指揮者は、まったくの初見です。
パンフレットによれば、1983年生まれのイタリアの俊英。
「巨匠になることを約束された別格の才能」ともいわれているのだとか。

えてしてこういうキャッチフレーズは大げさなことが多いですが・・・。
まあ、インバルや大野、ゲルギエフと、評価の定まった指揮者を聴くことが多い僕、たまにはこうした若手の振る曲を聴いてみるのも、悪いことではありますまい。

曲目のベルリオーズ『幻想』は、マーラーやブルックナー、ショスタコーヴィチの一連の交響曲に次いで、僕の好きな曲です。
この曲の作曲された1827年といえば、マーラーが交響曲を書き始めるより60年も前。
それでいて、『幻想』のスケールと構成はモダンさを感じさせ、もっとあとに書かれた交響曲であるかのように聴こえます。


僕は『幻想』のCDは2枚もっています。
シャルル・ミュンシュ指揮パリ管弦楽団による1967年の録音と、
インバル指揮フランクフルト放送響による1987年の録音です。

今回、例によってコンサートの前にこの2枚のCDを聴きこんできました。
クラシックは予習が大事。

2枚のCDを聴きくらべてみますと、インバル盤は録音のよさとあいまって、インバルらしい繊細さのある演奏。
いっぽうでミュンシュ盤はこれも録音のせいもありますが、荒削りな部分があり、エネルギー値の高い演奏です。
どちらも甲乙つけがたいと思いました。


13時半ごろ、ホールに着いた僕は会場に入りました。
あまり知られていない(失礼)指揮者にしては、会場はまずまずの入り。
8割がたは埋まっていたでしょうか。

やがて演奏がはじまります。
まずはデュカスの『魔法使いの弟子』と、
レスピーギの『ローマの噴水』が続けて演奏されます。

が、大曲の前のこうした小品、僕は例によってうつらうつらとしながら聴いていたので、あまりよくおぼえていません。
(^^;)
まあ、どちらも色彩感にあふれた音楽だったような気がします。


休憩をはさんで、いよいよメインの『幻想』がはじまります。
ミステリアスな出だしは、何かのはじまりを予告するかのよう。
やがて曲は一転して明るい曲調に。
こうした振幅の大きさは、都響の得意とするところ。

2楽章は軽快なスケルツォ。
そしてイングリッシュ・ホルンとオーボエのかけあいにはじまる、静ひつな緩徐楽章である第3楽章へ。

僕の目するところ、ちょうどマーラーの4番におけるアダージョと同じように、この第3楽章は『幻想』の根幹をなすものです。
静寂さのなかにミステリアスさと幽玄さが混在するこの音楽こそ、この曲の幻想性を象徴しているといえるでしょう。

つづいて曲は勇壮な第4楽章へ。
切れ目なく第5楽章へと突入し、フィナーレへと突き進みます。
ルスティオーニはおどるような大きな身ぶりで、オケをみちびいていきます。
大きな盛りあがりを見せつつ、曲は一気にフィナーレへ。

すっ、すばらしい!
この難曲を表現しきった都響の力量はさすがですし、ルスティオーニは若さあふれる情熱と、ときにはオケ全体を俯瞰する冷静さで、演奏をひっぱってくれました。
『幻想』をナマで聴くのははじめてでしたが、なかなかの名演だったのではないかと思います。

ルスティオーニ、これからも要注目の指揮者の一人であることはまちがいありません。
コンサート・ホールに足をはこぶのはひさしぶりでしたが、存分に楽しませてもらいました。


今年は7月にノット/東響のマーラー『復活』(マーラー2周目!)を聴く予定でいますが、それまではしばらく間があいてしまうかもしれません。
またコンサートホールへ行ったらレポートします。
それでは!


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芸劇のコンサート・ホール入口です。


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路上では、こんなパフォーマンスをしている人がいました。




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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
「若き俊才」の言葉に、
間違いが無くてよかったですね。
将来有望な若手を、自分の目で耳で
確かめるのも楽しい事だと思います。
私も、中村俊介や、大久保、本田などを、
高校生の内に見ておいたのは、
ちょっとした自慢です。若手の場合、
順調に育つかは分からないんですが…。
逆に、岡崎なんか、あまり印象に
残らなかった選手が、その後
大きく成長する場合もあるから面白いですね。
yasuhiko
2017/03/04 11:12
yasuhikoさん、こんばんは。
「期待の新星」「脅威の新人」「若き俊英」・・・。
若手を売りだすキャッチコピーはいつも大げさなものですが、今回は看板に偽りがなくて、よかったです。
俊輔や大久保、本田たちに高校時代から注目されていたとは、すごいですね。
僕は柴崎でさえ、青森山田時代には見たことがなく(名前は知っていましたが)、実際にプレーを見たのは鹿島に入団してからでした。
これからは、せめて鹿島ユースぐらいは注目しておこうかな、と思います。
いつもコメントありがとうございます。
家ニスタ
2017/03/06 23:16

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