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zoom RSS ミンコフスキ&都響の『ブルックナー3番』を聴いてきました

<<   作成日時 : 2017/07/10 23:57   >>

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マルク・ミンコフスキ指揮東京都交響楽団(都響)によるブルックナー交響曲3番『ワーグナー』を聴くため、上野の東京文化会館へ行ってまいりました。

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ミンコフスキという指揮者は初見ですが、1962年パリ生まれの指揮者で、ベルリンフィルやウィーンフィルにも客演していたそう。
今日はどんな指揮ぶりを見せてくれるのか、楽しみです。

僕はブルックナーの3番のCDは一枚だけ持っています。
ギュンター・ヴァント指揮ケルン放送響による、1981年の録音です。
例によって予習のために、このCDを聴きこんできました。

とはいえブルックナーのような改訂の多い作曲家の場合、持っているCDが第何稿にもとづく演奏かまで考えないと、予習にはならないかもしれません。
現にヴァント盤のCDは第3稿にもとづく演奏ですが、今日は初稿による演奏だそうです。
僕がそのヴァージョンのちがいをどこまで聴きわけられるかはわかりませんが・・・。


演奏開始の30分前に会場に入ると、客席はほぼ満席でした。
これがミンコフスキ人気によるものか、曲目のためなのかは、ちょっとわかりません。
ミンコフスキはそれほどの都響での登壇回数が多いとは思えないので、ものめずらしさもあったのかもしれません。

まず前座(といってしまっていいのかはわかりませんが・・・)は、ハイドンの交響曲102番です。
僕にとっては編成も小さく、それほど雄大な曲想があるわけでもなく、少々退屈でした。
交響曲というジャンルの開拓者としてのハイドンには敬意を表しますが、マーラーやブルックナーを聴き慣れた耳には、少々平板に聞こえてしまうのも事実です。
ただ、今日はなぜか全然眠くなりませんでした。

おそらくハイドンが交響曲というジャンルをつくったときには、まさかマーラーやブルックナーのようなばかみたいに規模のデカい曲を書いてくるヤツが現れるとは、想像もしていなかったでしょうね。


20分間の休憩をはさみ、いよいよブルックナーの開演です。
オケより遅れて登場のミンコフスキ、もったいぶらずにささっと指揮棒をふりはじめます。

霧がだんだんと晴れてくるような、おごそかな出だし。
まさにブルックナー開始です!
起伏に富んだ第1楽章が終わると、今度はブルックナーお得意の天上の音楽のごとき緩徐楽章。
心が洗われるようです。

そしてこれもブルックナーらしさ全開、悪魔的に肥大したスケルツォへ。
もとダンス音楽であったスケルツォ楽章はその原型をとどめず、ゲリヲン的な怪物があばれまわる奇々怪々な音楽に。
こんなモンスターのような楽章を聴いたら、それこそハイドンはどう思うでしょうねえ。

音楽はふたたび緩急の交錯する第4楽章に突入し、緊張と弛緩をくりかえしながら、クライマックスへ向けてつき進んでいきます。
最後は感動のフィナーレ!
もう僕、泣きそうです。


ブルックナー開始、天上の音楽のような緩徐楽章、悪魔的なスケルツォ、宇宙的なスケールの大きさ、と3番の時点ですでにブルックナーらしさは出来あがっていたんですねえ。

問題の稿のちがいですけれど、今日の初稿は聞き慣れた第3稿より、さらにスケールの大きさが感じられてよかったです。
単純にいっても、初稿のほうが演奏時間が長い!
大作交響曲好きの僕としても、こちらのほうが満足度が高かったです。


これでマイ・ブルックナー・チクルスも、残すは1番、9番の2曲のみ。
ありゃ、両端が残っちゃいましたね。
マーラー・チクルスに続く達成をめざして、がんばってまいります。

次はノット/東響による『復活』と、コバケン/都響の『運命』がひかえています。
近いうち、またコンサートホールでお会いしましょう。
それでは!






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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
興奮ですね  大満足の一日は 元気のもとになりますね

都内のホールは ほとんど行ったことがありません

おすすめは どちらのホールでしょうか?
メミコ
2017/07/11 09:38
メミコさん、こんばんは。
やっぱり月並みですが、サントリーホールでしょうね。
名実ともに日本のクラシックの殿堂だと思います。
都内ではないですが、川崎のミューザ川崎もいいホールです。
実は僕はクラシックでは行ったことがなくて、ロック・コンサートばかりなのですが、渋谷のオーチャードもいいホールと思います。
対照的に今回の東京文化会館や、NHKホールは年季が入っていて、あまりきれいとはいえません。
まあそれが味ともいえますが・・・。
いつもコメントありがとうございます。
家ニスタ
2017/07/11 23:45

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