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zoom RSS 『サンシャワー〜東南アジアの現代美術展』を見てきました

<<   作成日時 : 2017/12/14 23:12   >>

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たいへん申し訳ありません!
じつはこの展覧会、すでに10月23日に終わっています。

もう終わってしまった展覧会の記事を書くのはいかがかと思いますが、このBLOGは自分にとっての備忘録という意味合いもありまして、せっかく行ってきたのだからと記事を書くことにしました。
よって展覧会のご紹介にはならないんですけれど、ご覧の皆さまには、
「こんな展覧会もあったんだなあ」
と思って見ていただくと幸いです。


というわけで僕が『サンシャワー〜東南アジアの美術展』を見に、六本木に行ってきたのは、10月16日のことでした。

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例によって、博物館学の先生に、
「この展覧会を見てレポートを書くように」
といわれて行ってきたわけです。
そんなことでもなければ、この展覧会を見にくることはなかったかもしれません。


先生は「東南アジアは日本人にとってなじみの薄い地域だ」
というようなことをおっしゃっていましたが、僕はタイやベトナムなど東南アジア7か国を以前に旅したことがあり、じつはなじみの深い地域です。
そんな僕にしたところで、東南アジア発の美術作品は、古代の仏像などをのぞけば見たことがなく、ましてや現代美術ともなると、どんなものなのか皆目見当もつかないというのが正直なところです。
それだけに、いったいどんなものが見られるのか、期待する部分もありました。


今回は国立新美術館と森美術館の2会場で、同時開催だということです。
まずは日比谷線六本木駅でおり、六本木ヒルズ内にある森美術館へと向かいました。
この美術館、以前『大英博物館 古代エジプト展』などで来たことがあります。

会場内は多くの作品が撮影可能でした。
撮影禁止になっているものは、写真作品などが多かったですが、写真を写真にとってしまうと、オリジナルと見分けがつかなくなってしまうからでしょうか。

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マレーシアの画家、リュウ・クンユウの3部作「私の国への提案」より『文化遺産都市』。
とびだす絵本のように立体的にえがかれた作品。


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インドネシア、アディティア・ノヴァリの『NGACOプロジェクト−国家への提案』。
NGACOとはインドネシア語で、“役にたたないもの”の意味だそうで、一見工事現場で使う品々が並んでいますが、半分しかないヘルメットや割引されるにつれ小さくなっていくレンガなど、文字どおり役に立たないものばかりです。
現代の土建屋文明に対する批判でしょうか。


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おなじくインドネシア、ジョンペット・クスウィダナントの『言葉と動きの可能性』は、中古のバイクがずらりとならんでいます。


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巨大な竹かごのような作品もあります。


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ベトナム、バン・ニャット・リンの『誰もいない椅子』。
床屋の椅子が軍用機のイスになっています。


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戦闘機や鉄道の登場するジオラマ作品。


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フィリピン、フェリックス・バコロールによる『荒れそうな空模様』。
無数の風鈴が幻想的な音をかなでます。




森美術館を出て、次は国立新美術館へ向かいます。
森美術館から新美術館への徒歩での行き方は少々わかりにくく、僕は六本木ヒルズのインフォメーションで訊いたので、なんとかたどりつけましたが、そうでなければ難しかったかもしれません。
2会場で開催、といった試みをするなら、もっと看板を立てるとかしたほうがいいと思います。

徒歩10分ほどで国立新美術館に到着。
こちらの会場もそこそこの人の入りです。


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じぶんの手をかたどって加工した、少々気味のわるい作品。


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「NO BOMB」「MAKE LOVE NOT WAR」といったメッセージの書かれたプラカードをかかげた、作家自身の人形が立ちならぶ作品。


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タイ、ナウィン・ラワンチャクインの『ふたつの家の物語』。
作者の父がいとなんでいた商店を、ほぼ丸ごと再現した作品。


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タイ、スラシー・クソンウォンの『黄金の亡霊』。
5トンもの糸の山の中に金のネックレスが隠されており、見学者は靴をぬいで作品の中に入り、それを探すことができます。
現代の物質文明に対する批判。


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インドネシア、アングン・プリアンボドの『必需品の店』は、一見ガラクタのように見える、お互い関連のない種々雑多な商品が並べられ、見学者は実際にそれを買い求めることができます。


まさしく“なじみのない”東南アジアの現代美術。
レポートの課題になっていたから見に来ただけですが、さまざまなバラエティに富んだ作品を見ることができ、なかなか楽しめました。

僕が意外に思ったのは、両会場とも思っていたより多くの見学客を集めていたことです。
日本人は特定の人気ジャンル、人気作家にばかり群れる(印象派、フェルメール等)と思っていましたが、こうしたマイナーな展覧会にも多くの人が訪れているところを見ると、日本人の美術熱もまだまだ捨てたもんじゃない、と思いました。
(ちょっと上から目線ですかね。すいません)


学芸員の授業と発掘の仕事で、しばらく忙しかったので、古いネタがたまっていましたが、今回でだいたい記事化が終わりました。
またどこかの美術展などに行ったら、レポートしたいと思います。
それでは!




最後に国立新美術館点描。

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コメント(6件)

内 容 ニックネーム/日時
たしかに東南アジアの作品は見る機会がありません(わたしには)
とても 面白い作品ばかりです

ファッションショーなども どうしても欧米のものを見がちですが アジアの波が来ている今こそ 美術も音楽も ファッションも 様々なアジアをもっと知りたいです

食に関しては アジアのものが すぐに食せますが・・・

どこの国にも奥深い芸術作品がありますね

メミコ
2017/12/15 13:16
この展覧会の事は、他の方の
ブログで知りました。現代美術の世界
といいながら、やはりお国柄というのか、
東南アジアの人々のバイタリティー溢れる
生活感覚や、熱気のようなものが
感じられて面白いですね。
タイ、シンガポール、ベトナムなどは、
今や人気の海外旅行先。若い女性に
とっては、けっこう馴染みの国々でしょう。
先生、ちょっと感覚が古いのかな。
yasuhiko
2017/12/15 14:51
メミコさん、こんばんは。
僕も東南アジアの現代美術は初めてみたのですが、どれも面白い作品と思いました。
たしかにファッションや音楽でも、いまアジアの波が来ている感じはしますね。
都内などではどの国の料理も食べれますから、各国のものを試すのは容易ですね。
いつもコメントありがとうございます。
家ニスタ
2017/12/15 22:57
yasuhikoさん、こんばんは。
たしかに東南アジアの都市に立ったときに感じる熱気と、美術作品から感じられる熱さは、共通するものがあるかもしれません。
旅行先として東南アジアは人気ですよね。
どうも先生の感覚が古いようです。
いつもコメントありがとうございます。
家ニスタ
2017/12/15 22:59
現代美術は良くわかりません(笑)
「荒れそうな空模様」と巨大な竹かごのようなものは好きかも♪

自分の興味のあるものしか行かないですから、レポートのためにとはいえ見る機会になって良かったですね
とまる
2017/12/16 15:43
とまるさん、こんばんは。
僕は現代美術好きなんですけれど、さすがに東南アジアの現代美術となるとちょっと・・・。
おっしゃる通り、レポートを書くようにと指定されなければ、この展覧会には来なかったかもしれません。
ちょうどよい機会で、面白かったです。
いつもコメントありがとうございます。
家ニスタ
2017/12/16 22:34

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