闇の列車、光の旅

ついついワールドカップに夢中になってしまい、すっかり更新がおろそかになってしまいました。見ててくださった方、ごめんちゃい。

今日は、先日見てきた『光の列車、闇の旅』という映画をご紹介します。中南米からアメリカへと渡る移民に焦点をあてた映画で、ドキュメンタリーではないですが、かなり綿密に移民の実態を調査して撮られたもののようです。

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まあなんというか、衝撃の事実、といった感じですねー。もちろん映画なので脚色もあり、ぜんぶが本当というわけではないのですが・・・。

一般に移民というと、メキシコからアメリカへと渡る人たちのことを思い浮かべますが、当然グァテマラホンジュラスといった、さらに南の国々から新天地をめざす人たちもいるわけです。

彼らがアメリカへと入国するさいにきびしい関門がまちかまえているのはもちろんのこと、経由国であるメキシコへ入るのにも、たいへんな困難があります。メキシコを抜けるまで(映画によると列車に乗って2週間!)のあいだに警察に見つかれば、即座に強制送還の憂き目にあいます。この映画にえがかれているようにギャングに襲われることもあり、途中で命を落とす人さえ、少なくはないようです。

映画の最後で、アメリカとの国境の川を、浮き輪のようなゴムチューブにつかまって渡るシーンは、とくに衝撃的でした。

中南米には何度も足を踏み入れている僕ですが、このような事実はまったく知りませんでした。たしかに、アメリカ-メキシコ国境ではギャングがはびこり、麻薬の利権などをめぐって、日々銃撃戦がおこなわれている、などといったことは、時たま報道されます。ですがそれ以上つっこんだこととなると、まず日本にいては知ることができないというのが現状です。

僕がグァテマラやホンジュラスへ行ったかぎりでは、どこもいい国で、どうしてそんなに出たがるのかなー、なんて感じで、実感がわかなかったものでした。でもそれは、通りすがりの旅人の甘い感想にすぎなかったのでしょう。映画の冒頭、ホンジュラスのシーンで、主人公サイラの叔父が、「ここにいても未来はない」というのですが、それは実際に暮らしている人たちのいつわらざる心境かもしれません。

現実問題として、仕事がない、カネがない、政府の高官たちは私腹をこやすことばかり考えてる、となれば、困難があっても新天地へ行ってすこしでもカネをかせごう、ということにならざるを得ないのでしょう。そこへ、生活苦からギャングへと身を落とす若者などもいて、話がややこしくなってしまうのです。

われわれ日本人も、遠い世界の出来事、として無関心でいるわけにはいかないと思います。思いつくままにあげても、バナナ、コーヒー、砂糖、トウモロコシなど、われわれ日本人の食卓をいろどっている食品で、こうした中南米の人たちの辛苦の上に成り立っているものは多いのです。

一人でも多くの人に、この映画を見てほしいと思います。そして、現在の中南米のおかれている現実に、少しでも関心をもってもらいたいと思うのです。
『闇の列車、光の旅』は、日比谷のTOHOシネマズ・シャンテにて、絶賛上映中です。

ラテンアメリカに関する映画を集めた僕の記事もあわせてご覧くださいね。





追伸。シリアスな話のあとで申しわけないのですが、ワールドカップ、盛り上がっていますねー。とくに、応援していたスペインがにっくきドイツをやっつけた準決勝などは、溜飲がさがりました。なんたって、僕がこの10人を見よ!」でも名前をあげた、われらがカルレス・プジョルのヘッド1発ですから!

ドイツがいくら昔より攻撃的になったといったって、しょせんは「守って守ってカウンター」というスタイルの基本は変わらないと思います。攻撃サッカーの火を消しちゃいかんのです。その点で、スペイン×オランダの決勝は、理想的といえると思います。

ほかにも、ウルグアイのフォルランやメキシコのドスサントスなど、僕が名前をあげた選手たちが活躍してくれたのは、うれしいかぎり。さあ、いよいよ決勝だー!!


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この記事へのコメント

hokuleastar
2011年09月30日 09:45
私の家を建てたのはアメリカの会社ですが実際の労働力はほとんどメキシコの方達です。ものすごい働き者ですよ、みなさん。ラテンの音楽かけながら土日も働いてます。
家ニスタ
2011年09月30日 23:23
hokuleastarさんこんばんは。
メキシコを旅行しているかぎりでは、メキシコ人が働き者というイメージはまったくないのですが・・・。
(^^;)
出稼ぎに来てる人たちはそれで家族の(一族の?)生活を支えているので、自然にそうなるのかもしれません。
メキシコがNAFTAに参加して正解だったかどうかは、あまりに経済力に差がありすぎてよくわからないですね。個人的には、ラテンアメリカ内で経済共同体を作ったほうがいいような気がするのですが・・・。
いつもコメントありがとうございます。
hokuleastar
2011年10月01日 02:28
そうですね、働き者ですがルーズなとこも多いと言うか。時計は日本人に比べると動く速度が違うようです(笑)
家ニスタ
2011年10月01日 22:56
ラテンアメリカは時間のルーズさはしょうがないですね。
それでも、2010年に行ったときには、20年前よりはマシになったような気がしました。
バスも比較的時間どおり動いてましたし。

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