井上&N響の『ショスタコ12番』を聴いてきました

井上道義指揮NHK交響楽団による『ショスタコーヴィチ交響曲第12番』を聴くため、代々木のNHKホールへ行ってまいりました。

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NHKホール横の道は、ライトアップがされていました。

今日の演奏会、最初は聴く予定ではなかったのですが、発掘が休みの期間でヒマだったため、急きょ行ってくることにしました。
あとから知ったのですが、井上道義さんはショスタコを得意にしておられるとのこと。
偶然とはいえ井上さんのショスタコを生で聴くことができてよかったです。

さすがにショスタコの交響曲の中でも地味な印象のあるこの曲、僕もCDは1枚しか持っていませんでした。
インバル指揮ウィーン交響楽団による1994年の録音がそれです。
あまり時間はなかったのですが、いつものように演奏会の前にCDを聴きこんできました。
クラシックは予習が命!


演奏開始時間の1時間前の18時の開場に合わせて、ホールに着きます。
僕は今日も1500円の自由席ですので、早めに来ていい席を取らなくてはなりません。
今日もばっちりいい席が取れました。

やがて開演時間となり、オケに続いて井上さんが入場してきます。
思ったより小柄な井上さん、おもむろにタクトを振りはじめます。
この指揮者の振る曲を聴くのははじめて。
どんな演奏を聴かせてくれるのか、楽しみです。

今日は交響曲の前に前座が2曲あります。
どちらもショスタコーヴィチで、『ロシアとキルギスの民謡による序曲』と『ピアノ協奏曲第1番』です。

まずは『ロシアとキルギスの・・・』の演奏がはじまります。
親しみやすいメロディーをもつ、軽快なこの曲。
井上さんが飛びはねるような動作で、楽しそうに指揮をされていたのが印象的でした。

続く『ピアノ協奏曲』になると、オケの編成がぐっと小さくなります。
通常の半分ぐらいの人数しかいませんし、ピアノ以外は一人のトランペットをのぞくと、全員弦楽器というめずらしい編成です。

ピアノはアレクセイ・ボロディンという方でした。
ピアノを弾かない僕にははっきりとはわからないんですけれど、この曲は自身もピアニストだったというショスタコーヴィチが、そのテクニックを存分に発揮するために書いた曲のように思えました。
ボロディンさんも、テクニックを存分に発揮してらっしゃいましたよ。

この曲では一基しかないトランペットが大活躍し、さながら「ピアノとトランペットのための協奏曲」のようになっています。
タイトルはちょっと変えたほうがいいかもしれませんね。
ピアノ協奏曲終了後、会場は15分の休憩。


休憩のあと、ふたたびオケと井上さんが会場に入ってきます。
いよいよ今日の真打ち、『交響曲12番』です。

チェロとコントラバスのかなでる重低音が、おごそかに曲のはじまりを告げます。
ショスタコの交響曲の特徴として、どれがスケルツォ楽章、どれが緩徐楽章、といった明確な区分がなく、それぞれに大きな起伏があって、ひとつのストーリーをもっている、というのがあります。
この曲はその最たるもので、ひとつひとつの楽章が独立した交響詩のように、起承転結をもっていました。

やがて曲は4楽章のクライマックスへ。
終わるぞ、終わるぞ、といいながらなかなか終わらないエンディングは、ベートーベン的ハッピー・エンドへと曲をみちびいていきます。
そして大団円。

うーん、いい演奏でした。
地味めの印象のあったこの曲、メロディーは親しみやすく、後半になるにつれて盛りあがる、いわゆる“ライヴ向け”の曲だということがわかりました。
もっと演奏機会が多くなっていいと思いました。

井上&N響のコンビ、これからも機会があれば、聴き続けていきたいと思います。


ここから怒とうのコンサート・ウィークです。
10月27日には大野&東響のマーラー4番が、
そして29日にはロックバンド、YESのライヴが待ちかまえています。

またレポートをお送りします。
それではまた!



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夜のNHKホールです。


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NHKホール内部。


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イルミネーション。




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この記事へのコメント

2016年12月03日 22:52
イルミネーションが美しいですね
演奏会への気分も盛り上がりそうです

いつもながら、家ニスタさんの文章に感心しながら
聴いてみたいなぁ~と思うのでした(笑)

気分や体調が落ち込むとクラシックかロックを聴いて浮上するんです(笑)
家ニスタ
2016年12月04日 23:53
とまるさん、こんばんは。
本当にイルミネーションきれいでした。
僕は落ちこんだ気分を浮上させたいときにはロックかなあ。
最近は気分が安定していることが多いので、自然とクラシックを聴く機会が増えているのかもしれません。
ちょっと前みたいに、極端に落ち込むことはなくなりました。
いつもコメントありがとうございます。
2016年12月23日 19:02
井上道義氏 こちらではアンサンブル金沢の音楽監督として、見慣れた顔なんですがどうしてもこわもて何ですね。。これが・・とはいえ演奏は明るいものが多いような気が
家ニスタ
2016年12月23日 22:48
つとつとさん、こんばんは。
井上道義さん、アンサンブル金沢の音楽監督だったのですね。
TVでもおなじみの彼ですが、常勤職はどこなのだろう、と常々気になっていました。
実際に見るとこわもてという感じではなく、楽しそうに演奏されてましたよ。
いつもコメントありがとうございます。

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