インバル&都響の『レニングラード』を聴いてきました

エリアフ・インバル指揮東京都交響楽団(都響)による、ショスタコーヴィチ交響曲第7番『レニングラード』を聴くため、上野の東京文化会館へ行ってまいりました。

画像

『レニングラード』といえば、僕はすでに昨年の9月に、P・ヤルヴィ&N響のコンビで聴いています。
半年ちょっとでおなじ曲を2回聴くというのは、僕としては異例ですが、インバルのレニングラードがどうしても聴きたかった僕は、ふたたびコンサートホールに足をはこぶことにしたわけです。

本来なら、パーヴォの演奏とインバルのとどちらがよかったか、レポートできればいいんですけれど、あいにくと僕はそんなに記憶力がよくないので、さも昨日聴いてきたかのようには比べられません。
2日連続で聴ければよかったんですけれど(笑)。


前にも書きましたが、僕は『レニングラード』のCDを2枚持っています。
インバル指揮ウィーン交響楽団の1991年の演奏、
ゲルギエフ指揮マリインスキー管の2001年の演奏、
の2枚です。

聴きこむまではいきませんでしたが、例によって予習としてこの2枚を聴き、この日にそなえました。
オーソドックスなインバルの演奏に対して、ゲルギエフ盤はスピード感とパワーがすさまじい。
どちらも名演といえるでしょう。


毎年この時期にしか登壇しなくなったインバル先生。
ご高齢でもあり、僕もなるべく聴きのがさないようにしようと思っています。

開演20分前に会場に着いた僕。
客席を見わたすと、あらかた埋まっていて、
「さすがインバル人気」と思わせました。

オケに続いてインバル先生登場。
もったいぶらず、間をおかずにタクトを振りはじめます。
長大な第1楽章のはじまり。

1楽章の中ほどが、有名な「戦争の主題」。
軍隊の行進を描写したのでしょうか、一見単調なくり返しながら、とてつもないパワーを感じさせる部分です。
くり返しのリズムに身をゆだね、会場はトランス状態に落ちていくかのようです。

続く2楽章と3楽章にはシリアスな部分があり、この交響曲が単純に戦争賛美とはいえないことをうかがわせます。

そして最終の4楽章ではふたたびパワーさく裂の演奏。
怒とうのエンディングに向け、どんどんテンションが高まっていきます。
うっ、涙が出そうです。
インバル先生、おん年82にしてこの演奏はすごすぎます!

さすがインバル・ファンの聴衆、フライング拍手、フライング・ブラボーをするような不届き者はおらず、先生がタクトをおろすまで静寂が続きました。
一瞬の間をおいて、われんばかりの拍手。
うーん、今日もいい演奏だった。

インバル先生は僕が高校生のときに、クラシックのすばらしさを教えてくれた方。
(CDで)
以前からご高齢、ご高齢といいつつ、こうして先生の元気なお姿を見て、すばらしい演奏を聴くことができる幸せに感謝です。
なるべく聴きのがさないよう、これからも通い続けようと思います。


えっ、パーヴォの演奏とどっちがよかったか、ですか?
まあ、両方よかったでいいじゃないですか(笑)。

3月30日も、インバル先生の未完成/悲愴を聴きにくる予定です。
またコンサートホールでお会いしましょう。
それでは!



CREST 1000 146::ショスタコーヴィチ:交響曲 第7番《レニングラード》 [ エリアフ・インバル ]
楽天ブックス
エリアフ・インバルクレスト1000 146ショスタコービチコウキョウキョク ダイ7バンレニングラード


楽天市場 by CREST 1000 146::ショスタコーヴィチ:交響曲 第7番《レニングラード》 [ エリアフ・インバル ] の詳しい情報を見る / ウェブリブログ商品ポータル





ワレリー・ゲルギエフ/ショスタコーヴィチ:交響曲第7番《レニングラード》 【CD】
ハピネット・オンライン
商品種別CD発売日2003/12/17ご注文前に、必ずお届け日詳細等をご確認下さい。関連ジャンルクラ


楽天市場 by ワレリー・ゲルギエフ/ショスタコーヴィチ:交響曲第7番《レニングラード》 【CD】 の詳しい情報を見る / ウェブリブログ商品ポータル



この記事へのコメント

2018年03月23日 17:57
感受性の一番豊かな高校生の時に
影響を受けた方とあっては、
それはもう、生涯師として仰ぎ、
ついて行くしかないですね。
家ニスタ
2018年03月23日 19:02
yasuhikoさん、こんばんは。
高校生の時にインバルの演奏するマーラー5番のCDを聴き、その衝撃が今でも忘れられません。
あの体験がなければ、今こんなにクラシックを聴いてることはないと思います。
その方が今でも現役で指揮をされていることに、感動をおぼえます。
先生が元気でおられる限り、聴いていこうと思います。
いつもコメントありがとうございます。

この記事へのトラックバック