ソフトマシーン・ライブに行ってきました

来日中の英ジャズロック・バンド、ソフト・マシーンのライブを聴くため、六本木のビルボードライブ東京へ行ってまいりました。
このライブハウスに来るのは、今年1月のPFMいらい2度めです。

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数あるプログレ・バンドの中で、ソフト・マシーンは決して僕のフェイバリットというわけではありません。
しかし今回のライブは“フェアウェル”と銘うって、いかにも「これが最後」感を出していたので、行ってくることにしました。

ふりかえってみれば、彼らの『サード・アルバム』をはじめて聴いたとき、キング・クリムゾンの『暗黒の世界』とおなじくらいの衝撃を受けたことを思いだしました。
僕は彼らのアルバムは、『3』『4』『5』の3枚しか持っていませんが、今回のライブに合わせて、これらをあらためて聴いてきました。

プログレ・バンドのなかでも、とりわけ知的でマニアックな雰囲気をかもしだしているソフト・マシーン。
今日はどんな演奏を聴かせてくれるでしょうか。


地下鉄日比谷線六本木駅でおり、駅と直結している東京ミッドタウンへ向かいました。
PFMのときに1回来ているので、迷わずにライブハウスに行くことができました。

今回の僕の席は、ビルボードライブのHPで買った、カジュアル席という8000円でドリンク1杯つきのものでした。
前回PFMのときにチケットぴあで買ったら、9000円でドリンク別の席しか買えなかったので、直にライブハウスのHPで買ったほうがいいみたいです。
2階席で、前回よりはちょっと遠いですが、けっこうよくステージが見えました。

開演時間になり、よぼよぼの(失礼)おじいさん4人組がはいってきて、ステージに立ちました。
大丈夫かこの人たち?
しかしみんな演奏がはじまるとしゃきっとしています。
さすがプロ!

メンバーの入れ替わりのはげしいこのバンド、今回の来日メンバーにオリジナル・メンバーは1人もいません。
今回のメンバーは、
ジョン・エサリッジ(G)
セオ・トラヴィス(Sax, Flu, Key)
ロイ・バビントン(B)
ジョン・マーシャル(D)
の4人。

このうちマーシャルのバンド歴がいちばん長く、1971年に加入してなんどか脱加入をくりかえしているようです。
また、ゲスト・ミュージシャンとしてゲイリー・ハズバンド(Key)が参加するということです。

やがてエサリッジの意外に気さくなあいさつから、演奏がはじまります。
正真正銘のジャズロック・バンドの彼ら、歌モノはやらず、インストゥルメンタルのみの演奏は、のっけからマニアックな雰囲気をただよわせています。

演奏がはじまって気づいたのは、エサリッジ(G)が意外とブルージーなプレイをすることです。
それを念頭に聴いていくと、このバンドがどうやら2パートに分割できそうだぞ、と思いました。

ジャック・ブルースばりの暴力的な演奏をするバビントン(B)をはじめ、リズム・セクション+ギターはクリーム/ベック・ボガード&アピス的なへヴィ・ロック。
Sax/Fluのトラヴィスは完全なジャズ指向、と各人がばらばらな方向を向いての演奏。

この傾向はゲストのハズバンド(Key)が途中から入ってきて、いっそう顕著になります。
ハズバンドがジェネシスのトニー・バンクスばりのスペーシーな演奏をするものだから、各メンバーの向いている方向はなおさらばらばらになり、ほとんどカオスといっていい状態になります。

一見、統一のとれていない演奏なのですが、こうした状況はわれわれプログレ/ジャズロックのファンにとっては、はじめてみるものではないはずです。
むしろこうした各人ばらばらな方向を向いての演奏が、時としてとてつもないものを生みだすことがあるのは、『アイランズ』期のキング・クリムゾンを見れば明らかです。
そして今日僕は、まさにそれを目撃したのではないかと思いました。

はじめのうち、各人ばらばらな方向を向き、統一のとれていなかった演奏が、しだいにアンサンブルとしてまとまってきて、終盤にはみごとなグルーブを生みだしていたのには、感動をおぼえるほどでした。

客席もだんだん盛りあがり、体をうごかす人も増えてきました。
マニアックな音楽を聴きながら、ジントニック片手に体をゆらす変人集団(僕もですが笑)。

いったん舞台のソデに消えた彼らが、アンコールの拍手を聞いてわずかな時間でもどってきたのは、それだけ気分が盛りあがっていたのか、それとも第2部の開始が迫っていたからか。
アンコールでは、それまでの演奏がなんだったのか、というほど一体感のある演奏を聴かせていました。


バビントンとマーシャルが最後の来日となることが決まっているため、事実上ソフト・マシーンの最後の来日である今回の公演。
特にドラムのマーシャルは、アンコールが終わって帰るときに、足元もおぼつかない感じだったので、それも致し方ないでしょう。
でも、最後にすごい演奏が聴けてよかったです。




お笑いを見にいったり、ジャズロックのライブに行ったりと、あいかわらず節操がないですが、8月1日にはクラシックのコンサートに行く予定です。
あ、11~12月には、こちらもこれが最後になるかもしれないキング・クリムゾンの公演がひかえていますね。
もちろんそれも行ってきますよー。

またレポします。
それでは!


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東京ミッドタウンです。


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東京ミッドタウン。


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ミッドタウン内部にかざられていたオブジェ。




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