ギリシャ=アテネとペロポネソス半島・遺跡めぐりの旅(2)-ミケーネ

〈2019年1月20日(日)〉
朝8時前に宿を出ます。
まずはオモニア駅ちかくのバス停から、キフィスウ・バスターミナル行きの市内バスに乗りました。
このバスは無料でした。

15分ほどでキフィスウ・バスターミナルに到着。
ミケーネ行きのバスのチケット売り場を探しますが、これがなかなか見つかりません。
ひろいターミナルのなかをぐるぐるとまわって、いちばん端っこにようやくミケーネ/ナフプリオン方面のバスのチケット売り場を見つけました。

ミケーネに行くバスは9:30に出るそうです。
まだ間があるので、ターミナル内のカフェでサンドイッチを買い、コーヒーを飲みました。


話はさかのぼりますが、旅行を計画する段階で『地球の歩き方』を見ていたら、
「ペロポネソス半島は公共交通が不便なので、レンタカーを借りるか、ツアーに参加したほうがよい」
と書いてありました。

いっぽうで、「一般のバスを使ってまわることも、大変だが不可能ではない」
とも書いてあります。
不可能でないなら、公共交通を使って旅をするのが僕の方針です。
というわけで、バスを使ってペロポネソス半島を一周することにした、というのがここまでの経緯です。
じっさいにどんなに大変なのかは、行ってみてのお楽しみ。


やがてバスが来て、定刻どおりに出発します。
アテネを出ておよそ1時間半。
ミケーネのバス停でおろされました。

しかし遺跡までは、町から3キロほどあるそうです。
周囲を見まわしても、タクシーらしきものは見あたりません。

近くにあったカフェで聞くと、
「タクシーいま出払ってるから呼んであげるよ。荷物ここに置いてっていいよ」
と言ってくれました。
本当に親切です。

すぐにタクシーがやってきて、坂をのぼっていくとやがてミケーネの遺跡が見えてきました。
タクシーは5ユーロ。


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遺跡は丘の上にあり、要塞のようなおももちです。


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入口では、ネコちゃんがおむかえしてくれました。


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イヌまで!
「お腹なでて」といわんばかりに腹をさらけだします。
無防備すぎます。

チケットを6ユーロで買い、なかへと入ります。
今はオフシーズンなので、チケットが安くなるようです。


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しっかりとしたつくりの城壁。
ますます要塞じみていますねえ。

僕のほかにほとんど観光客はおらず、ゆっくりと見学することができます。


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有名なライオンの門
ライオンの彫刻が見えます。


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丘の上にひろがる遺跡へのぼっていくのは、ちょっとしたエクササイズです。


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円形墓地Aが見えます。
シュリーマンはこの墓をアガメムノン王の墓とかんがえましたが、じっさいにはもっと古い時代のものだったようです。


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山頂ちかくまでのぼると、眼下にこのような景色がひろがります。
じつに風光明媚ですね。


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山頂は“王宮”と呼ばれる場所になっていますが、いまでは石がごろごろところがるだけです。
時の流れの無情さを感じます。


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遺跡が要害の地にたつことが、おわかりいただけるかと思います。





遺跡のチケットで、ふもとにある考古学博物館も見ることができます。

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考古学博物館内部。


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ミケーネ遺跡で掘りだされた遺物の数かず。


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こんなユーモラスな人物像も。


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これがかの有名なアガメムノンのマスク
(レプリカです。本物はアテネの国立考古学博物館)
じっさいにはアガメムノン王のものではありません。


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パペットのような、可動部のある人物像。


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こちらはスフィンクスです。


幼いころ発掘記を読んだ、シュリーマンの発見した遺跡を見学することができたのは、感動的でした。

ふたたびタクシーに乗り、ふもとの町へともどります。
荷物をあずかってもらったカフェで、昼食をとることにします。
サンドイッチと、ギリシャのビールを注文しました。


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ギリシャのビール、アルファです。
わずか3ユーロほどの食事では、親切にしてもらったお礼にはならないんですが・・・。


13時半ごろ、ナフプリオン行きのバスがやってきます。
本当は今日の目的地、スパルタまで直で行きたいんですけれど、そこは交通の不便なペロポネソスのこと、簡単には行かせてくれません。
今日もミケーネ→ナフプリオン→トリポリ→スパルタと、何度もバスを乗りついでいくことになります。


14時ちょっと過ぎにナフプリオンに着き、トリポリ行きのバスを探しますが、18時半までないとのこと。
やられた! これがペロポネソスの洗礼か。

仕方がないので、近くのレストランに入って、食事をとることにしました。
ミケーネのカフェで食べたサンドイッチは量がすくなかったので、これが昼食ということにしましょう。


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スブラキを食べました。
これもギリシャ名物だとのこと。
ようは串焼きですが、ボリュームがあり、おいしかったです。


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いっしょにミソス・ビールを注文。
ミソスとは、神話のことですから、ギリシャにぴったりのビールですね。
こちらもすっきりとした軽口のビールでおいしい。


しばらくねばりましたが、それでもまだ時間があったので、店をうつし、こんどはハンバーガー屋にはいりました。

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おなじような絵づらですいません。
でもこのハンバーガーもうまかった!
結果的には、これが夕食となりました。

やがてバスの時間になり、トリポリに向けて出発します。
トリポリ着は19:30ごろ。
バスターミナルでスパルタ行きのバスをさがすと、20:15発とのこと。

本当はこんなに遅くまでバスに乗っているつもりはなかったんですけれど、明日以降のことを考えると、今日中にスパルタに着いていたほうがいいので、無理をしました。

スパルタ着は21時半。
疲れていましたが、がんばって市街地の中心まで歩いていき、『歩き方』に載っていたホテル、マニアティスまで行きました。
幸い、部屋はあいていました。


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ホテル・マニアティスの部屋です。
1泊50ユーロは、僕の基準からするとちょっと高いんですが、いい部屋でした。

本当はスパルタの宿も予約してから来たかったんですが、今日中にスパルタに着けるかわからなかったので、予約できませんでした。
この旅では、これからこういうパターンが続きます。

着くのが遅かったので、夕食にも出ずに、すぐに寝ました。
結果的に、ナフプリオンでバーガーを食べておいてよかったです。


明日はスパルタ市内の遺跡を見学します。



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この記事へのコメント

2019年01月24日 08:51
おはようございます
遺跡は素晴らしいですが 交通が
大変そうですね・・・

お気をつけて
2019年01月24日 09:08
こんにちは。

ミケーネの遺跡ですか。
いい感じですね。
遺跡とか好きです。
ホテルの部屋もいい感じですね~。
家ニスタ
2019年01月24日 13:18
おとめさん、こんにちは。
本当に遺跡はすばらしいんですけれど、交通がねえ・・・。
ペロポネソスの交通の不便さには、このあとも悩まされます。
まあ、こういうところが個人旅行の面白さでもあります。
いつもコメントありがとうございます。
家ニスタ
2019年01月24日 13:20
トトパパさん、こんにちは。
有名なシュリーマンの掘ったミケーネ遺跡に行くことができて、感動しました。
ホテルの部屋もきれいでした。
本当はもっと安いホテルでもよかったんですけれど・・・。
いつもコメントありがとうございます。
2019年01月24日 22:10
公共の乗り物で旅をする
いいですね
私もバス移動にも挑戦してみたいです

人の少ない遺跡を好きなように見れて大満足されたんではないですか
まるで要塞のような所ですね
考古学博物館もじっくり見れたのではないですか

2019年01月26日 10:59
実は私も旅行中、「地球の歩き方」を読んでいて、ミケーネの遺跡には非常に惹かれました。行くのが大変そうだなとも感じてました。こうやって頑張って個人で行かれたのですね。素晴らしいです。
神話の遺跡が発見されて現在に残っているって、本当にロマンを感じますね。それが幾つもあるのがギリシャの魅力です。
家ニスタ
2019年01月26日 18:51
とまるさん、こんばんは。
とまるさんも英語がお出来になるんですから、十分に公共バスでの旅もできると思いますよ。
本当に人が少なくてよかったです。
ミケーネがこんな山城のようなロケーションにあるとは知らなかったので、ちょっと驚きました。
博物館もゆっくりと見られました。
いつもコメントありがとうございます。
家ニスタ
2019年01月26日 18:55
ミクミティさん、こんばんは。
僕も旅行を計画する段階で『地球の歩き方』を買ってきて、まっ先に行きたいと思ったのがミケーネでした。
子供のころ、シュリーマンの発掘記を読んで胸を焦がしたことがあるので、僕の憧れの遺跡のひとつといえます。
もっとも、中南米やエジプトの遺跡のほうが優先順位が高かったので、今まで訪れなかったのですが。
いつもコメントありがとうございます。

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