『マチルド、翼を広げ』を観てきました

上映中の『マチルド、翼を広げ』を観るため、新宿シネマカリテへ行ってまいりました。

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この映画のことを知ったのは、新聞の映画評ででした。
『いろとりどりの親子』にも共通する、ちょっと変わった親子関係のことをえがいた映画ということで、興味がわき、行ってくることにしました。

シネマカリテという映画館には、はじめて来たんですけれど、新宿駅からちかく、すぐにわかりました。

さて、映画の内容は・・・。
(以下ネタバレあり)

マチルドは、ちょっと友だちをつくることが苦手な、9才のふつうの女の子。
エキセントリックな性格の母親の突飛な行動になやまされながらも、幸せにくらしている。

ある日母親がマチルドにプレゼントをくれた。
それはカゴの中に入った、本物のフクロウだった。

ふとした時に、マチルドはそのフクロウが人間の言葉を話すことに気づき、おどろく。
しかしマチルドは、フクロウとの会話に安らぎを得るようになっていく。

マチルドは学校の授業で使われた模型のガイコツが、まだ生きていると思い、「とらえられてかわいそう」と感じる。
マチルドは骨格模型の救出を決意する。

母の妄想はますますひどくなり、「今日この家に引っ越すことになっている」と荷物をまとめて他人の家におしかけ、警察につかまってしまう。
やがて母娘の生活は終わりをむかえ・・・。
というもの。


映画のプロフィールなどでは、“エキセントリックな母親”とやんわりした表現が使われていますが、ようは精神病をわずらっているのです。
おさない女の子が精神を病む母親と2人で暮らすというのは、たいへんなことだと思いますが、マチルドもときどき感情を爆発させてしまいます。
そのあたりでの、わずか9才のリュス・ロドリゲスの迫真の演技には、目を見はらされます。

この親子関係にはすくいもあって、それは母と離婚し別居している父親の存在です。
彼は遠くに住んでいても、元妻と娘のマチルドのことを気にかけ、いざというときはかけつけます。
離れていても、愛情がうすいわけではないのだ、ということを気づかされます。


とはいえ、新聞の映画評にも書かれていたように、ラストは少々安直すぎるような気もします。
この母娘のあいだにはいろいろと葛藤があっただろうに、それらをすべて踊りで水にながすというのには、ちょっと無理があります。
たしかにうつくしいシーンなんですけれど、こういう美しさは見る側に思考停止をもたらしてしまいます。

いずれにしろ、精神病の家族をもつ者のたいへんさとか、それでもなお残る愛の強さとか、いろいろと考えさせられるところのある映画です。
ところどころに美しいシーンもちりばめられていますし。

ひさびさに、こうした単館上映の映画で、いい作品に出会えた気がします。

★★★★☆
ホシ4つです。


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シネマカリテ入口。


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カゴに入ったフクロウのおもちゃが置いてあります。


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映画の場面の写真を使ったコラージュが壁にはってあり、この映画を推すスタッフの気もちがつたわってきます。





観覧日:1月16日(水)

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