スリランカ遺跡めぐりの旅(7)-ミヒンタレー~ふたたびコロンボ

画像



〈2019年2月12日(火)〉
今日は鉄道でコロンボへと戻る日ですが、午前中あいているので、アヌラーダプラのちかくのミヒンタレー遺跡へ行くことにしました。
宿で朝食をとり、8時にホテルの人にトゥクトゥクを呼んでもらいます。

やってきたのが運転手のニラムです。
僕よりちょっと年下の中年で、陽気なよくしゃべる男です。
まずミヒンタレーに行き、遺跡を見終わるまで待ってもらい、ホテルまで戻ってきて荷物をうけとり、最後に鉄道駅まで送ってもらって、1800ルピーの約束です。


さっそくミヒンタレーは向け、走りはじめます。
と、ニラムがいきなり「1000ルピー前払いしてくれ」といいます。
「ちょっとおれの家に寄っていくがいいか」とも。

どうやら、朝一番で家族のもとにお金をとどけようということみたいです。
もちろん異存はありませんが、家族に急いで1000ルピーとどけなきゃいけないほど、生活がくるしいんでしょうか。
彼の家に行ってみると、かなりの大家族でした。


画像
ニラムの家族の一部です。
この他にもいるようなので、どの人がニラムとどういう関係なのか、ちょっとわかりません。
ま、こりゃ食費だけでも相当かかりそうですね。

あらためてミヒンタレーに向かって走りだすと、30分ほどで着きました。


画像
ニラムがトゥクトゥクをとめたところから、長~い階段をのぼっていきます。

階段をのぼり終えたところに、やや広い平坦地があり、そこにチケット売り場があるのでチケットを買います。
ここの入場券は500ルピーと、アヌラーダプラやポロンナルワの有名遺跡とくらべると格安です。


画像
ここにもサルがいます。


画像
チケット売り場のちかくに食堂跡があります。
写真の長い丸木舟のような形の石櫃は、米などを貯蔵しておいたところだそうです。

そこから、さらに長い階段をのぼっていきます。
上の平坦地にたどりつく直前に、靴のあずかり所があり、ここで靴を脱ぎます。
さいわい、靴下ははいていていいといわれたので、助かりました。


画像
上の平坦地の中心に、アムバスタレー大塔があります。
こちらもまっ白なダーガバ(仏塔)です。


画像
さらに上にあるマハー・サーヤ大塔へ行くには、ごらんのような岩肌にきざまれた階段をのぼっていかなくてはなりません。


画像
こちらがマハー・サーヤ大塔・・・って近すぎますねw。
ちかくに平坦地があまりなく、距離をとれなかったものですから。
のちほど遠くから見た写真をアップします。


画像
マハー・サーヤ大塔からの景色です。


画像
インビテーション・ロックが見えます。
この岩の上でマヒンダが瞑想していたということです。
マヒンダについてはのちほど説明します。

いったんアムバスタレー大塔のある平坦地までもどり、あらためてインビテーション・ロックの登頂に挑戦したいと思います。


画像
インビテーション・ロックへ行くには、ごらんのような岩肌にきざまれた頼りない階段をのぼっていかなくてはなりません。
ひいい、怖いよー!

高いところが苦手な僕、膝をがくがくさせながらのぼりましたが、インビテーション・ロックの上からの景色は最高でした。


画像
先ほどのマハー・サーヤ大塔が見えます。


画像
大仏のある岩山も見えていますね。
こんどはあちらにのぼってみましょう。

またまたいったん平坦地へおりてから、大仏のある岩山にのぼっていきます。

画像
大仏のところまでやってきました。
僕などからすると、まっ白に塗られすぎててちょっとありがたみがないです。

この遺跡は、こんどはあちらの山、こんどはあちらの山とのぼったりおりたりしていると、まるでアトラクションのたくさんあるテーマパークみたいで、楽しめます。
ここがこの旅で最後の遺跡になりますが、最終日前日に当初の予定にはなかった遺跡が見られて、よかったです。





ふたたび長い階段をおり、ニラムのトゥクトゥクのところへ戻ります。
僕がのぼりはじめてから2時間が経っていますが、ニラムは待っていてくれました。

「博物館へ行きたい」というと連れていってくれました。
といっても、博物館は階段をおりたところからすぐです。


画像
ミヒンタレー考古学博物館の内部。
この旅行ではじめて、博物館内で撮影可能でした。


画像
首のない仏像があります。


画像
ガネーシャ(ヒンドゥー教の象神)像。
スリランカは仏教国のイメージが強いですが、ヒンドゥー教やイスラムなど、多様な宗教を信仰する人たちがいます。

この博物館は規模は小さいですが、ミヒンタレー遺跡で見つかった貴重なものを見ることができます。


見学後、ちょうどお昼どきになったので、ニラムにレストランへ連れていってもらいます。
ミヒンタレーにはいいレストランがないというので、アヌラーダプラまでもどりました。

僕が「ビールを飲みたい」というと、
「リカーショップでビールを買って、持ちこめばいい」
というので、ビールを買ってから、庶民的なレストランへ行きました。


画像
頼んだのは魚のカレーです。
めっちゃ辛い!
めっちゃウマい!
汗がふきだし、舌がひりひりするほどですが、本当においしいです。

店のおかみさんは、
「日本人はカレーが好きじゃないと思ってたわ」
的なことをいいます。
とんでもない! カレー大好きです。
ただ、ここのカレーは一般の日本人には辛すぎるかもしれません。

ニラムが手持ち無沙汰そうにしているので、
「君も食べる?」というと、
「いいのか?!」目をかがやかせます。

「おれはあとでテイクアウトして、家で家族と食べることにする」
とニラムがいうので、彼のぶんも含めてお会計してもらいました。
そうしたら、こうした庶民的な店としては意外な高額。

ニラムの奴、さては・・・。
家族のぶんまで僕に払わせやがったな!!
まあ、それにしたってたいした金額ではないので、腹も立ちませんが(笑)。


昼食後、宿にもどって荷物を受けとり、ニラムに約束どおり駅まで送ってもらいます。

画像
アヌラーダプラの駅です。

駅で、
「みゅー、みゅー」
と子犬の鳴くような声がきこえるので、近づいてみると・・・。


画像
生まれたばかりの子犬なんでしょうか、母イヌのおっぱいを吸っています。
生命の神秘ですねー。


駅周辺には売店らしきものもなく、当然ビールも買えないので、飲みテツは出来なそうです。

画像
ホームで列車が来るのを待ちます。


画像
のどかな南国の駅の風景。


画像
やがて僕の乗る列車がやってきました。
駅員さんの話では、18:30ごろにコロンボに着くということでしたが、さて時間どおりにいくでしょうか。


画像
車窓の風景です。

行程の半分ほどの、クルネーガラという駅に着いた時点で、17時を過ぎていたので、
「こりゃ時間どおりには着かんな」
とおもったのですが、そこから列車はばんばん駅を通過し、鬼のように飛ばしはじめました。
ひょっとすると18時半に着けるかもしれません。


18時半を過ぎたころ、おおきな駅にとまったので、
「ここはコロンボですか?」
と向かいの席にすわっていたおばさんに聞くと、
「私はここでおりるけど、コロンボはもう一つ先よ」
と親切に教えてくれました。

けっきょく予定より1時間おくれの、19時半ごろにコロンボ・フォート駅に到着しました。
まあ、こうした国ではこの程度の遅れは定刻の範囲内です。


画像
コロンボ・フォート駅です。

駅からトゥクトゥクに乗り、初日と同様Booking.comで予約しておいた、スチュワート・ホテルへ行きました。


画像
日本円で6500円と、初日の宿(フェアウェイ・コロンボ)よりこっちのほうが安いんですが、部屋はむしろ良かったです。


画像
ホテルの1階は、外国人向けのオシャレなレストランになっています。
さっそく生ビールをたのみました。


画像
食事にはシュリンプ・カレー。
このカレーもココナツミルクがきいていて、まろやかな中にも辛味があり、おいしかったです。
ただ、一緒に食べるのがごはんではなく、パンなんですよね・・・。
外国人向けにオシャレにしているんでしょうが、パンじゃ雰囲気が出ないなあ、と思いました。

あ、そういえばスリランカのあちこちを旅してきて、常にカレーと一緒にごはんが出てきて、ナンが出てきたことはなかったので、ナンはスリランカの文化じゃないみたいですね。
初日のフェアウェイ・コロンボのレストランで食べたナンは、やっぱり外国人向けに出してたみたいです。


この日は広くて快適な部屋で、ぐっすりと眠れました。
こんどまたコロンボに来るときにも、このホテルに泊まることにします。
(まあ、近いうちに来るかどうかはわかりませんがw)


明日は旅行最終日、コロンボ国立博物館を訪れます。



スリランカ鉄道旅行 (内陸部編)
アールイー
新井 惠壱

amazon.co.jpで買う
Amazonアソシエイト





スリランカ鉄道旅行 (沿岸部編)
アールイー
新井 惠壱

amazon.co.jpで買う
Amazonアソシエイト


ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 28

なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた 驚いた 驚いた 驚いた
面白い
ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス
かわいい

この記事へのコメント

2019年02月20日 09:05
こんにちは。

ミヒンタレー遺跡ですか。
これまた知らないところ。
運転手の方のご家族と会われたんですか。
そういうのいいですね。
2019年02月20日 12:24
こんにちは♪
スリランカは治安が良くないと
聞きますが なんかのんびりしていて
運転手さんもちゃっかりしてるけど
ずるい人じゃなくていいですね!

仏塔。
お釈迦様のお墓なんですよね
あの一番上のとがったところに
お釈迦様の骨(舎利)が入っていると
言われてるそうです
一番上の高いところにお祀りして
遠くからでもお釈迦様にお詣りできる
様にと言う意味なんだそうです
(お坊様からの受け売りです-(笑)-)
家ニスタ
2019年02月21日 23:08
トトパパさん、こんばんは。
あまり日本でミヒンタレーをご存知の方はいないかもしれません。
運転手の家族と会えたのは貴重でしたね。
いつもコメントありがとうございます。
家ニスタ
2019年02月21日 23:13
おとめさん、こんばんは。
スリランカの治安がよくないなんてとんでもない!
(コロンボの一部をのぞけば)どこへ行ってもすっごく治安がいいです。
むしろギリシャあたりのほうが、よっぽどあぶないです(笑)。
北部のほうではしばらく前に内戦をやってましたが、それも今はおさまっているそうです。
運転手もちゃっかりはしてますが、ぜんぜん悪い人じゃないですよ。
たしかに仏舎利塔といいますもんね。
そうですか、一番上の尖塔のところに骨がはいっているていになっているんですね。
それは知りませんでした。
いつもコメントありがとうございます。
2019年02月23日 20:48
予定していなかった遺跡にも行けて良かったですね

母犬の表情が優しく見えます
素敵な場面に遭遇しましたね

列車の1時間遅れは想定内なんですね
家ニスタ
2019年02月25日 01:42
とまるさん、こんばんは。
ミヒンタレーは当初の予定にはなかったんですが、ちょうど午前中まるまるあいていたので、行ってくることにしました。
結果的に、行けてよかったです。
母イヌは気持ちよさそうな表情に見えましたね。
こうした国で列車の1時間遅れはほぼ定刻です。
いつもコメントありがとうございます。
2019年03月18日 12:59
金銅仏や木仏、金箔を見慣れている日本人には、純白の塔や仏像は見慣れなくて、どうしても違和感を持ってしまいますねえ。初めて平和塔を観た時の気分ですねえ。とはいえ、純白というのある意味では、純潔や神聖を表しますからそちらの方が正解なのかもしれませんねえ。
それにしても、車窓や駅の風景は文字やヤシの木が無ければ、一昔前の田園や駅風景その物、時間がのんびり過ぎていくような気がします。
家ニスタ
2019年03月19日 22:57
つとつとさん、こんばんは。
まっ白な大仏に僕は違和感をもってしまいましたが、南国の強い日ざしと周囲のジャングルの緑を考えると、風景にはマッチしているかもしれません。
車窓の風景は稲が生い茂り、たしかに南国の樹が生えていなければ、ひと昔前の日本の風景みたいです。
実際、駅にはゆっくりとした空気がながれていましたよ。
いつもコメントありがとうございます。

この記事へのトラックバック