スリランカ遺跡めぐりの旅(4)-ポロンナルワ

〈2019年2月10日(日)(その1)〉
昨日のうちに、ホテルのおやじにシーギリヤからポロンナルワまでのトゥクトゥクについて聞いていました。
というのは、シーギリヤからポロンナルワまでローカル・バスで行くと、ダンブッラで1回乗りかえが必要だからです。
乗りかえがあると、シーギリヤ着はけっこう遅くなることが予想されます。
前回のギリシャ旅行で年齢的な限界を感じはじめた僕、すこしでも体力を温存しようと、トゥクトゥクで行くことにしました。

宿のおやじによると、ポロンナルワまでトゥクトゥクで4000ルピーと、少々高い。
バスターミナルまで行って、たむろしているトゥクトゥクと交渉すればもっと安くなると思いましたが、面倒だったのでホテルから呼んでもらいました。

午前8時に宿をチェックアウト、おじさんに呼んでもらうと、トゥクトゥクはすぐに来ました。


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走りはじめてすぐ、「ここがシーギリヤのビュー・ポイントだ」
といってトゥクトゥクのお兄さんはとまりました。
たしかに横からのシーギリヤ・ロックがきれいに見えます。

お兄さんは「シーギリヤには10のビュー・ポイントがある」
といって自慢してましたが、ビューポイントの数え方って人によってちがうから、自慢にならないんじゃあ?(笑)。

トゥクトゥクは快調に走りましたが、途中で
「スパイス・ガーデンに寄らないか?」
としきりに言うので、困りました。

「入場無料だ」
といってましたが、それで僕が高いスパイスを売りつけられ、お兄さんにコミッションが入るシステムなのでしょう。
丁重にお断りしました。


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途中で通りかかった大仏。

ポロンナルワの町に着くと、お兄さん今度は「おれの知っている宿を紹介する」といいます。
けっこう高い料金をとっておきながら、なおもコミッションを得ようという腹づもりのようです。
いちおう行ってみましたが、紹介された宿は遺跡からも町からも遠く、今度もやめておきました(笑)。

そこで『歩き方』に載っていた、サムドラ・ゲストハウスという宿につれていってもらおうとしましたが、運転手の兄ちゃんは場所がわからないようでした。
通りかかった、地元の見ため貧相なトゥクトゥク・ドライバーに話しかけて聞いています。
そのおっさんドライバーがいうには、「サムドラはつぶれた」と・・・。

近くに自分の兄弟の経営する宿があるから、連れていってやる、とそのおっさんはいいます。
ホンマかいな・・・。
半信半疑でしたが、僕にはサムドラが本当につぶれたのかを確かめるすべはありません。
ためしにおっさんの兄弟の宿に行ってみると、そこそこきれいで、AC付きで3800ルピーとそんなに高くもないので、泊まることにしました。

そのおっさんドライバーが、ラジャです。


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ラジャの弟(兄?)がウェルカム・ティーを出してくれました。
むむむ・・・、さすがはセイロン・ティーの本場、何げなく出された紅茶がめっちゃうまいっす。

しかしこのあと、ラジャの「トゥクトゥクを使え」の攻勢がすごかった。
僕はポロンナルワの遺跡を、ゆっくりとレンタサイクルでまわるつもりだったのですが、あまりの攻勢に根負けしてしまいました(笑)。

しばらく値段交渉などをした結果、この日にポロンナルワの遺跡を案内してもらい、メディリーギリヤの遺跡まで連れていってもらって、翌日にアヌラーダプラまで送ってもらう、というプランで、43USドルに落ちつきました。
2日間のツアーと考えれば、高くはないとは思いますが、ちょっとラジャに押しきられてしまった感もあり・・・。

翌日はまたローカル・バスでアヌラーダプラまで行く予定だったので、トゥクトゥクで簡単に着けてしまうのは、少々味気ない気もします。
まあ、体力を温存するという意味では、トゥクトゥクを使ったほうがいいのはまちがいないですが。

あとちょっと行きにくい、メディリーギリヤへ行けるというメリットもあります。
カンボジアあたりだと、メディリーギリヤぐらいまでの距離の往復だけで40ドル取られそうなので、まあ安いといえるかもしれません。

とりあえずラジャのおんぼろ(笑)トゥクトゥクに乗り、ポロンナルワの遺跡めぐりに出かけました。
まずはチケット売り場に行きます。
こちらの入場料もUS25ドルと、けっこうなお値段。

チケット売り場の横に博物館があるので、まずこちらを見学します。
この博物館も撮影禁止でしたので、写真はありません。

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遺跡内で最初に案内されたのが、宮殿跡と呼ばれる建物。


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往時は7階建ての建物だったといいますから、相当な大きさだったでしょうね。
現在のこっているのは3階部分まで。


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こちらはラジャによると“スイミング・プール”だそうですが、こんなきたない水でぜったいに泳ぎたくない!(笑)


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プールの横にあるのが“閣議場”と呼ばれる建物。


次にクワドラングルと呼ばれる地域に入っていきます。
ここがポロンナルワ遺跡の中心だそうです。

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ワタダーゲと呼ばれる建物。
ラジャに、「メディリーギリヤのワタダーゲと形がちがうから、よく見ておけよ」
といわれます。
ここでも、建物に入るときには靴と帽子をぬぎます。


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中心には、四方に向けて仏像が安置されています。


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こちらはアタダーゲ(仏歯寺)。
ちょっと名前まぎらわしいですが。


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こっちがハタダーゲ(笑)。


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こちらはサトゥマハル・プラサーダと呼ばれる塔。
タイ式の塔です。


クワドラングル地区からさらに北へと進むと、ランコトゥ・ヴィハーラがあります。

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まさにスリランカ式仏塔!
均整のとれた形ですね。


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熱帯らしい風景。


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ランコトゥ・ヴィハーラの前にたつ朽ちはてた仏像。


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眠そうな犬(笑)。


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さらに北にある、ランカティラカです。
高さ17メートルの建物のなかに、仏像がたっています。


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ひときわ白くかがやく仏塔は、キリ・ヴィハーラ


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キリ・ヴィハーラから道をわたった池の横に、ガル・ヴィハーラがあります。
こちらは寝釈迦で有名。


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おおきな寝釈迦など、いくつかの仏像が岩山に彫りこまれています。


さらに北へと進み、トゥクトゥクは舗装されてない道へとはいっていきます。
しばらくいくと、特徴的な形をしたロータス・ポンドが見えてきました。

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ハスの花の形をした沐浴場です。


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ラジャと愛機トゥクトゥク。
まあ、いいヤツですが、見た目はちょっとうさんくさいですね(笑)。

『地球の歩き方』のロータス・ポンドのところに載っていた写真を見て、
「ここに写ってるトゥクトゥクはおれのだ」といいます。
「この本の記事を書いた人を、おれが案内したんだ」とも。

ホンマかいな。
どうもラジャの話は、どこまで信用していいのかわかりません。


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トゥクトゥクはさらに北へ。
ティワンカ・ピリマゲ寺院が見えてきました。
この建物の内部にはすばらしい壁画があるのですが、あいにく撮影は禁止。

このポロンナルワ遺跡も、世界遺産に選定されています。





ここまでで、ポロンナルワ遺跡の見学は終了。

僕が「腹へった」というと、ラジャが観光客向けのレストランに連れていってくれました。
ビュッフェ形式の店で、何種類かのカレー、チャーハン、焼きそばなどを、好きなだけ取ることができます。

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チキンカレーやダール(豆)カレーなどを取りましたが、どれもおいしかったです。


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せっかくのビュッフェなので、おかわりしてチャーハンと焼きそばを。

たらふく食べて500mlの缶ビールを2本も飲んで、1900ルピーとそれほど高くありませんでした。


食後にATMに寄ってもらってお金をおろし、さらに次の目的地、メディリーギリヤへと向かいます。
当初の予定になかったこの遺跡に寄れるというのが、僕がラジャの提案を受けいれた理由。

ガイドブックに載っていたので、メディリーギリヤの存在は知ってたんですが、どうも行きづらそうだったので予定には入れてなかったんです。


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一面に田んぼがひろがる、美しい風景の中をトゥクトゥクは進んでいきます。


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こちらはたわわに実ったバナナ。


(その2)に続きます。



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この記事へのコメント

2019年02月15日 10:54
こんにちは。

ポロンナルワですか。
初めて知りました。
素晴らしいところですね。
めっちゃ興味あります。
2019年02月15日 12:23
こんにちは♪

素晴らしい景色や遺跡ですね!!!!

でも アジアあるある トゥクトゥクとか
タクシーのドライバーさんとの攻防戦・・・
大変ですよねぇ…
2019年02月15日 23:00
ガイドブックに載ってるホテルが潰れたって言われたら。。。う~んってなりますね

ラジャって何でしょう

遺跡凄いですね
最後の蓮の花の沐浴場が素敵です
家ニスタ
2019年02月18日 22:55
トトパパさん、こんばんは。
ポロンナルワまだあまり知られてないですかね。
スリランカでは有名な遺跡です。
本当にすばらしいところでした。
いつもコメントありがとうございます。
家ニスタ
2019年02月18日 22:57
おとめさん、こんばんは。
本当にすばらしい景色でした。
トゥクトゥクやタクシーのドライバーとの交渉は、たしかにウザいですが、それが旅行の楽しみでもあります。
最近ヨーロッパなどへ行くことが多かったので、ちょっと値段交渉力が落ちてきているのが気になります。
いつもコメントありがとうございます。
家ニスタ
2019年02月18日 23:00
とまるさん、こんばんは。
まあ、ホテルがつぶれたのは本当っぽかったんですけれど・・・。
仮にそれがウソでも、僕にたしかめる術はありません。
ラジャはトゥクトゥクのドライバーの名前です。
ちょっと今回登場人物が多くて、わかりづらかったですかね。
シーギリヤからポロンナルワまで送ってくれたトゥクトゥクの兄ちゃんと、ポロンナルワの遺跡を案内してくれたラジャは、まったくの別人です。
いつもコメントありがとうございます。
2019年02月19日 01:07
別人なのは理解してました
名前やったんですね(笑)
ボロのトゥクトゥクに乗ってるけど偉い人か何か凄い人なのかと思いました(笑)
家ニスタ
2019年02月20日 01:25
とまるさん、こんばんは。
ええ、名前です。
偉い人はおんぼろのトゥクトゥクに乗ったりしません(笑)。
2019年03月04日 08:19
胡散臭そうと云いつつなかなか良い笑顔じゃないですかラジャさん^^
ワタダーゲは神厳さを感じますが、上部を観ると仏塔だったのかなともかんじましたが。。
それにしても沐浴場の蓮の幾何学的なデザインにもひきつけられて、イヤ本当にのんびり見て歩きたいところですねえ。。スリランカいいですねえ^^
家ニスタ
2019年03月07日 01:14
つとつとさん、こんばんは。
まあたしかにラジャはいいヤツですが、とにかくうさんくさいんですよね(笑)。
たしかに仏塔だったかもですね。
まだワタダーゲというものの性質がわかっていないので、今度しらべてみます。
ロータスポンドのデザインは秀逸ですね。
本当にスリランカ良いところなので、オススメの旅行先ですよ。
いつもコメントありがとうございます。

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