『カンパイ!日本酒に恋した女たち』を見てきました

上映中の映画、『カンパイ!日本酒に恋した女たち』を見るため、東京のエビスガーデンシネマへ行ってきました。
すいません、僕が見に行った恵比寿ではもう上映が終わっていますし、吉祥寺のアップリンクでも24日で終了のようです。
本当は先週行っていたのですが、もうすぐ終映と聞いてあわてて記事化しています。

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小西未来監督の前作、『カンパイ!世界が恋する日本酒』を見たのは、2016年のことでした。
もともと日本酒大好きだった僕は、その予告編を見て楽しみにして行ったのですが、日本酒の奥深さをあらためて思い知らされました。
とくに、外国人であっても僕などおよびもつかない知識と深い日本酒愛をもっている人がいることは、ある種衝撃的でもありました。

僕も旅行記の中で日本酒の味のレポを試みたりもするのですが、どうにもうまくいきません。
酒が「うまい」「まずい」というのはわかるんですが、それを言語化できないというのは、これから文章で食べていこうなどと大それたのぞみをもっている者としては致命的です。
どうも、日本酒の製造過程や味について、体系的な知識が必要みたいですね。


さて、ワタクシごとはこのくらいにして・・・。
今回の主人公は、3人の女性です。
一人目は、広島県・今田酒造本店の代表取締役/杜氏、今田美穂
『富久長』の銘柄でしられる造り酒屋の娘に生まれた彼女は、当初は蔵をつぐ気などまったくなく、東京の大学へ行って学生生活をおう歌し、その後も百貨店に入ってクリエイティブな仕事をしたりしていました。
それがひょんなことから蔵をつぐ気になり、みずから酒を醸すまでになります。

どうやら僕の大学のすこし先輩みたいで・・・。
おそらく彼女も、バブル期の東京の私大の、自由と喧噪の空気をおおいに吸いこんだはずです。
それが、地味でつらい杜氏の仕事に身を投じるにあたって、どういう心境の変化があったのかはわかりません。

しかし今では広島の伝説の酒米『八反草』を復活させ、きわめてデリケートなその品種をつかって酒造りをするほど、日本酒造りにうちこんでいるそうです。
蔵元の娘に生まれるというのも偶然ですが、前作でもそうでした本当に人間って偶然ひとつで運命がおおきくかわってしまうものですね。

ふたたび私ごとになりますが、僕の母も「蔵元の娘」でしたが、まったく酒が飲めませんでしたし、家業をつぐなど思いもしなかったはずです。
(まあ、兄(僕にとっての伯父)がいましたし、つぐ気もなかったでしょうが)
しかし、昔は蔵に女性がはいることすら禁じられていましたが、だんだんと女性もすることができる職業になってきたようですね。

今田さんも
「東京の大学に行くときも、東京でOLをやるときにも両親に反対されたのに、蔵をつぐといったときだけは反対されなかった」
と作中で語っています。


二人目は、日本酒バーの店長千葉麻里絵
岩手県出身の彼女は、大学時代にアルバイトとして日本酒バーに入ります。
さいしょはまったく日本酒に興味がなかったのに、ぐんぐんと知識をつけ、お客さんの信頼も得ていくようになります。

やがて正社員になった彼女は、ひとつの店を任されるようになり、理想の日本酒づくりを岩手の「南部美人」に依頼するほどになります。
彼女が数式を駆使してつくった、「こういう造り方をすればこういう味になるはずだ」という理想の酒の設計図を見て、南部美人の久慈社長(前作に出演)は、ひどくびっくりしたそうです。

千葉さんで感心するのは、その料理との「ペアリング」の感性です。
「この料理にはこの酒」というのを瞬時に見抜き、ときに意外な提案をして、お客さんをおどろかせながら納得させる、その姿はほとんど神業です。

作中でDNCHUの副編集長だった女性が、
「女性のほうが料理と酒の組み合わせに敏感」
と語っていましたが、そのとおりだと思います。

以前の男性は「飲めりゃいい」という感じで、つまみも枝豆ぐらいあれば、という感じでしたが、いまは料理にこだわるお店も増えてきました。
それも女性がお酒を飲む機会が増えたことと関係しているかもしれません。
僕も食べるの大好きですので、そうしたお店が増えるのは大歓迎です。


三人目は、日本酒コンサルタントのレベッカ・ウィルソンライです。
NZ出身の彼女、やはりひょんなことから来日し、さいしょは興味がなかったのに、どんどん日本酒の魅力にとりこまれていきます。

前作にも登場した、日本酒伝道師(すごい肩書w)のジョン・ゴントナーのセミナーに参加して、
「ほとんど独学で知っていた知識だった」
と言いきってしまうあたり、たいへんな知識と情熱の持ち主であることがわかります。

彼女は、
「外国人女性であることで、多少日本の文化的常識からはずれたこともゆるされる」
といって、初対面の人であってもどんどんその懐にはいりこんでいきます。
こうした部分は日本人が苦手とする分野ですので、どんどんまねしたらいいと思います。


前作にひきつづき、日本酒の魅力を再認識させられ、もっと日本酒が飲みたくなりました(笑)。
ほっこりとした気分にさせてくれるドキュメンタリーです。


★★★★☆
ホシ4つです。


この街にくることはめったにないので、ついでに恵比寿の街と映画館を点描したいとおもいます。

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瀟洒な街並みです。


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まるで外国の街にでもいるような・・・。


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映画館の案内もオシャレ。


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恵比寿ガーデンシネマです。


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古い女優の写真がならんでいます。


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夜の恵比寿。



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この記事へのコメント

2019年05月22日 13:17
こんにちは。

大阪でもやってました。
ドキュメンタリーの映画、かなりお好きなんですね。
家ニスタ
2019年05月22日 23:35
トトパパさん、こんばんは。
はい、そうですね。
劇映画よりむしろドキュメンタリーのほうが好きかもしれないです。
大阪でもやってたんですね。
いつもコメントありがとうございます。
2019年05月24日 12:36
家ニスタさん、こんにちは、、いつもありがとうございます。
テイストを言葉で表現する、、これは大変難しいですね、、微妙な表現の言葉が比較的多いといわれる日本語でも、さて何通りの言葉が出てくるやら?自信はないですね、、ましてや、英語での表現は、ほとんど無理なんでしょうね、、(苦笑
家ニスタさんの表現力は素晴らしいと思いますよ、、(納得
家ニスタ
2019年05月25日 10:34
OTSUKYONさん、おはようございます。
そうなんです、テイストを言葉で表現するのは非常にむずかしいのです。
よくTVで食レポをやっているのを見て、
「下手くそか」
と思ったりしますが、自分でやってみると人のことはいえないなと・・・。
本当に自分のボキャブラリーのなさを痛感します。
しかしこの映画や前作に出てくる人は、外国人であってもみごとに味を言葉で表現していて、すごいなと思います。
いつもコメントありがとうございます。

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