戦後最悪の政権

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まもなく参議院選挙ですね。

第2次安○政権が発足して、6年半になるそうです。
この間、この政権は何をしてきたでしょうか。
それは「民主主義の破壊」「憲政の破壊」です。

集団自衛権の行使に道をひらく安保関連法や、特定秘密保護法、「共謀罪」といった議論のわかれる法案を、ろくに審議もせず、
「議論はつくされた」
などといって数の力にものをいわせ、強行採決をくりかえしてきました。

誤解もあるかもしれませんが、民主主義の本質は多数決ではありません。
民主主義とは少数派の意見を尊重することであり、少数派の意見を聞いて、どうしても決まらないときに最後の手段として多数決にうったえるべきものです。
なんでも数で決めていいなら、LGBTや障がい者の方々といった少数派の意見など、政策に反映されるはずがありません。

ところが、「数と力こそ正義」
とばかりになんでも数の力にまかせて押しとおすことが、この政権には多すぎます。

むかしの自○党はこうではありませんでした。
すくなくとも野党に配慮し、たとえポーズではあってもその意見を聞く姿勢だけは見せて、そのうえで決定におよんだものでした。
なにより、むかしの自○党では派閥の論理がはたらき、あまりにも暴走したような意見には党内からストップがかかっていました。

ほんらい、権力は抑制的につかわなくてはならないといわれます。
それが、衆議院での小選挙区の導入以来、候補者の選定までも首相の意のままになるようになり、絶大な権力をにぎった安○氏は抑制という言葉をなくしてしまったようです。

いっぽうで森友や加計の問題など、政権にとってつごうが悪いことがおこると、必要な資料も開示せずにのらりくらりとかわし、時間かせぎをしてなかったことにしてしまいます。
2年前などは野党が憲法53条にもとづいて国会の召集を要求してもこれに応じず、やっと応じたと思ったらすぐに衆院を解散してしまうありさまです。
これでは、「憲法軽視」、「疑惑かくし」といわれてもしかたありません。

僕は憲法を1条1句変えるべきではない、とまでは思いませんが、もし変えるなら、自衛隊を憲法に書きこむことなどではなく、恣意的な国会の解散権を制限するように改憲すべきです。
(現在の憲法でも自衛上最低限の戦力を保有することは認められているとの解釈が主流であり、多くの人が自衛隊を違憲とは思っていないのに、あえて憲法に書きこむ必要はありません)

憲法には国会の解散権を政権の思うままに、好きなときに行使していいなどとは書いてなく、今のように政権党が
「勝てそうな時期」をえらんで解散権を行使しているのは、まさに権力の乱用にほかなりません。

安○氏が得意だと自称する外交や経済においても、詳細に見てみればじつはたいした成果をあげていません。
北方領土に関して、ずっと「4島返還」と言いつづけてきたくせにろくな説明もなく「2島返還」に趣旨変えしたあげく、ロシアにはまったく相手にされていません。

先日など、「アメリカとイランの仲介をする」などといってイランまで行きましたが、アメリカべったりであることをイランに見すかされ、なんの成果をあげることもできませんでした。
もっとも、参院選へのアピールにイランに行ってきただけで、彼にとっては成果があったのかもしれませんが。

おとくいのア○ノミクスにしたって、本来の目標どおりに2年ぐらいの短期間で物価2%を達成し、早期に超緩和策をすぱっとやめられればよかったかもしれませんが、物価目標は何年たっても達成できず、ずるずると緩和を続けてしまいました。
今ではむしろ、超低金利による副作用のほうがめだってきています。
日銀が発行済みの国債の4割を保有しているなど、異常としかいえません。

しょっちゅう、この政権になってから
「求人倍率が向上した」「雇用が増えた」とみずからの実績をほこりますが、
おもに増えたのは非正規雇用で、むしろ正社員と非正社員のあいだの貧富の差はどんどんひろがっています。

期待したトリクルダウンはおこらず、大企業の利益は内部留保されてしまい、非正規の働き手や中小企業まではまわってきません。
景気がいい(とされていた)時期に超低金利に誘導してしまったために、日銀の利下げ余地はほとんどなくなり、このまま景気後退局面をむかえたら、とんでもないことになります。
そろそろ、ア○ノミクスは失敗だったと、みとめるべきではないでしょうか。

それでなくても、民主主義を破壊し立憲主義を無視し、自分の都合のいいときに解散をくりかえすこの政権は、「戦後最悪の政権」と呼ばざるを得ません。
「数さえ、力さえあれば何をやってもいいんだ」と若者や子どもに、まちがったメッセージを送ることになりかねません。

たしかに野党もだらしないです。
野党同士の角逐にあけくれ、幼児教育の無償化など、ほんらいリベラル的な政策を政権にとられ、与野党間の政策の差はほとんどなくなってきています。

しかし、「与党も野党も好きじゃない」と棄権をすることは、与党に消極的な信任票をあたえてしまうだけです。
かならずしもすべて共感できなくても、「よりまし」なほうに投票するしかないのが選挙です。
どうか棄権だけは、しないでいただくようお願いしたいと思います。

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