今年もペルーへ(4)-発掘~帰国
今回の旅行記ではワンコの写真がたくさん出てきます。
いつもお世話になっている食堂のマスコット犬、キラ。
まだ子犬で、末っ娘のMariaがかわいがってるみたいです。
さて、発掘は佳境にはいってきました。
思いがけずドカドカと遺物(とくに土器片)が出るので、僕とDianaで遺物にタグをつけ記録をとっていたんですが、そのあいだに図面も取らなければならず、とてもその日の発掘終了の16時にまにあわないありさま。
「こりゃいかん」と教授に直訴し、手順を変えてもらうことにしました。
遺物の記録係はDianaにまかせ、僕に作業員さんの1人をつけてもらって、僕は図面作成に専念させてもらうことにしたのです。
僕についてくれたのはAnteroという、もう30年以上発掘に従事しているベテランさんで、おかげで図面はさくさくと進みました。
大量の遺物整理をDianaひとりにやらせちゃったのは悪かったんですが、ぶつぶつ文句をいいながらもちゃんとやってくれたので、感謝しています。
スペイン語での人の呼び方は、USted(あなた)とTu(君、おまえ)の2種類があるんですが、DIanaもさいしょのうちは僕のことを
「Usted」とか「Doctor」とか呼んでいたのに、だんだん僕がプロの考古学者でも博士でもないことがわかり、
(ええ、ただの図面作成師です笑)
僕への呼びかけ方がTuになりかけてました。
でも僕の作る図面が美しいのに感銘を受けたようで、いつのまにかもとの「Usted(あなた)」に戻ってましたw。
そのうちに村に土器の胎土分析の専門の女性と、動物骨の分析が専門の女性がやってきて、ホテルの部屋がいっぱいになったので、僕は以前とおなじように博物館の一室にうつることになりました。
こんどの部屋はあまり清潔でもないですし、シャワーもお湯が出ないんですが、まあその分気楽な面はあります。
9月3日に、発掘の作業じたいはほとんど終わりになりました。
翌週に今回掘った部分の埋め戻しの作業があるんですが、僕は諸事情から今回1か月のみ、という約束で来ていたので、埋め戻しの前に帰らなくてはなりません。
9月7日には、村の博物館開館25周年のお祭りがあるので、できればそれにも参加したかったのですが、残念ながらその前日に村を出ることになりました。
村での僕の愛犬、ソリータともおわかれです。
僕がずっとペルーに住んでいるなら、コイツを飼ってもよかったんですけれどね。
コイツはほんとの野良犬で、いつも体に草や泥をつけていてきちゃないので、一度キレイキレイしてあげたかった・・・。
こちらは作業員さんの1人、Wilderの飼い犬みたいです。
9月6日、うしろ髪をひかれながら村を出ました。
タクシーでカハマルカの空港に行き、飛行機に乗ります。
カハマルカ空港、待機中のLATAM機。
尾翼の星のマークがカッコいいですね。
サービスは最悪ですが(笑)。
リマには午後7時ごろ着きましたが、リマ発ロサンゼルス行きは深夜2時の出発ですので、まだまだ時間があります。
空港内のレストランで、ペルー最後の食事をとりました。

ペルーの伝統料理とはちょっとちがうと思いますが、ビーフカツレツを食べました。
最後のクスケーニャ・ビールも。
だいぶ眠くなったころ、ようやくロサンゼルス行きの飛行機に乗ります。
飛行機が出発してしばらく。
僕が寝てるあいだに機内食がくばられてしまったらしく、CAさんを呼びとめて食事をもらおうとしたら、なんと「無視」されました(笑)。
さすがは南米の航空会社、サービスはこのレベルです。
到着前にくばられた2回目の機内食のときには、起きていたのでなんとかもらえました。
やがてロサンゼルス空港に着きます。

到着がすこし遅れましたが、行きとちがって乗りつぎ時間が4時間ほどあるので、問題ありません。
ここでも食事を取ることにします。
チェックインをすませてから、空港内にあるハンバーガー・ショップに入りました。
さすがは本場のハンバーガー、ひと味ちがいます。
この前佐世保で佐世保バーガーを食べましたが、それよりさらにおいしいと思いました。
ただ、お値段もそれなりにしますが。
やがて時間になり、JAL機に乗りこみます。
今までいろいろな航空会社に乗ってきましたが、日本の航空会社は機内食もうまいし、やはりサービスもいいと思いました。
機内食の時間に寝ている人にも、ちゃんとあとで食事がくばられてました(笑)。
いきとどいていますね。
やがて成田空港に到着。
今回の旅行は発掘メイン(というかそれしかしてない)で、自分の観光はまったくできませんでした。
でも現場で図面作成をほぼ100%まかせてもらったり、いろいろと得がたい経験ができました。
次回は純粋な観光でどこかの国(候補はいろいろと考えてます)
に行きたいと思います。
ところでペルーへ行っているあいだ、当BLOGにたくさんのコメントをいただきましたが、皆さんのBLOGにお礼の訪問&コメントがほとんど出来ず、申し訳ありませんでした。
リニューアルのときに、「海外からのコメント禁止」の設定になってしまった方が多いようです。
できましたら、以下の手順でコメント禁止を解除していただけると幸いです。
(ウェブリブログ事務局からもらったメールから抜粋)
ご連絡をいただいた件につきましては、管理画面にログインしていただき、
「コメント」-「禁止設定」タブにて「国外IPのコメント投稿」を
「許可する」にご変更いただき、[保存する]をクリックしてください。
これからも当BLOG「旅セル」をよろしくお願いいたします。
m(_ _)m
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さて、発掘は佳境にはいってきました。
思いがけずドカドカと遺物(とくに土器片)が出るので、僕とDianaで遺物にタグをつけ記録をとっていたんですが、そのあいだに図面も取らなければならず、とてもその日の発掘終了の16時にまにあわないありさま。
「こりゃいかん」と教授に直訴し、手順を変えてもらうことにしました。
遺物の記録係はDianaにまかせ、僕に作業員さんの1人をつけてもらって、僕は図面作成に専念させてもらうことにしたのです。
僕についてくれたのはAnteroという、もう30年以上発掘に従事しているベテランさんで、おかげで図面はさくさくと進みました。
大量の遺物整理をDianaひとりにやらせちゃったのは悪かったんですが、ぶつぶつ文句をいいながらもちゃんとやってくれたので、感謝しています。
スペイン語での人の呼び方は、USted(あなた)とTu(君、おまえ)の2種類があるんですが、DIanaもさいしょのうちは僕のことを
「Usted」とか「Doctor」とか呼んでいたのに、だんだん僕がプロの考古学者でも博士でもないことがわかり、
(ええ、ただの図面作成師です笑)
僕への呼びかけ方がTuになりかけてました。
でも僕の作る図面が美しいのに感銘を受けたようで、いつのまにかもとの「Usted(あなた)」に戻ってましたw。
そのうちに村に土器の胎土分析の専門の女性と、動物骨の分析が専門の女性がやってきて、ホテルの部屋がいっぱいになったので、僕は以前とおなじように博物館の一室にうつることになりました。
こんどの部屋はあまり清潔でもないですし、シャワーもお湯が出ないんですが、まあその分気楽な面はあります。
9月3日に、発掘の作業じたいはほとんど終わりになりました。
翌週に今回掘った部分の埋め戻しの作業があるんですが、僕は諸事情から今回1か月のみ、という約束で来ていたので、埋め戻しの前に帰らなくてはなりません。
9月7日には、村の博物館開館25周年のお祭りがあるので、できればそれにも参加したかったのですが、残念ながらその前日に村を出ることになりました。

僕がずっとペルーに住んでいるなら、コイツを飼ってもよかったんですけれどね。
コイツはほんとの野良犬で、いつも体に草や泥をつけていてきちゃないので、一度キレイキレイしてあげたかった・・・。

9月6日、うしろ髪をひかれながら村を出ました。
タクシーでカハマルカの空港に行き、飛行機に乗ります。


サービスは最悪ですが(笑)。
リマには午後7時ごろ着きましたが、リマ発ロサンゼルス行きは深夜2時の出発ですので、まだまだ時間があります。
空港内のレストランで、ペルー最後の食事をとりました。

ペルーの伝統料理とはちょっとちがうと思いますが、ビーフカツレツを食べました。
最後のクスケーニャ・ビールも。
だいぶ眠くなったころ、ようやくロサンゼルス行きの飛行機に乗ります。
飛行機が出発してしばらく。
僕が寝てるあいだに機内食がくばられてしまったらしく、CAさんを呼びとめて食事をもらおうとしたら、なんと「無視」されました(笑)。
さすがは南米の航空会社、サービスはこのレベルです。
到着前にくばられた2回目の機内食のときには、起きていたのでなんとかもらえました。
やがてロサンゼルス空港に着きます。

到着がすこし遅れましたが、行きとちがって乗りつぎ時間が4時間ほどあるので、問題ありません。
ここでも食事を取ることにします。
チェックインをすませてから、空港内にあるハンバーガー・ショップに入りました。

この前佐世保で佐世保バーガーを食べましたが、それよりさらにおいしいと思いました。
ただ、お値段もそれなりにしますが。

今までいろいろな航空会社に乗ってきましたが、日本の航空会社は機内食もうまいし、やはりサービスもいいと思いました。
機内食の時間に寝ている人にも、ちゃんとあとで食事がくばられてました(笑)。
いきとどいていますね。

今回の旅行は発掘メイン(というかそれしかしてない)で、自分の観光はまったくできませんでした。
でも現場で図面作成をほぼ100%まかせてもらったり、いろいろと得がたい経験ができました。
次回は純粋な観光でどこかの国(候補はいろいろと考えてます)
に行きたいと思います。
ところでペルーへ行っているあいだ、当BLOGにたくさんのコメントをいただきましたが、皆さんのBLOGにお礼の訪問&コメントがほとんど出来ず、申し訳ありませんでした。
リニューアルのときに、「海外からのコメント禁止」の設定になってしまった方が多いようです。
できましたら、以下の手順でコメント禁止を解除していただけると幸いです。
(ウェブリブログ事務局からもらったメールから抜粋)
ご連絡をいただいた件につきましては、管理画面にログインしていただき、
「コメント」-「禁止設定」タブにて「国外IPのコメント投稿」を
「許可する」にご変更いただき、[保存する]をクリックしてください。
これからも当BLOG「旅セル」をよろしくお願いいたします。
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この記事へのコメント
ワンコたち、可愛いですね〜。
日本語でおすわり!って言ってもしないんでしょうね。
キラちゃん、毛がないですね〜。
触りたいです。
ワンコたちみんなかわいかったです。
日本語は通じないと思います(笑)。
言うとしたら「Sientate!」ですかね。
キラちゃん毛がないです。
中南米特有のヘアレス・ドッグですね。
いつもコメントありがとうございます。
発掘現場や出土品などを見たかったですが、それは機密事項なのですね。
仕事ですからね、理解します。
ただ、大変な仕事なんだなという雰囲気が伝わってきました。やはり人間関係や役割ももいろいろとあるのですね。
ワンちゃんとのひと時は、その仕事の休み時間の気晴らしになったことでしょう。
発掘の内容や成果を、お知らせできなくてすみません。
ご推察のとおり、機密事項なんです。
まあ大変は大変ですが、好きなことをしていたので楽しかったです。
ここのワンコたちはみんな性格がよくて、癒されましたね。
いつもコメントありがとうございます。
発掘作業は いろいろと制限もあるでしょうが
みんなが関われることではないですから
素晴らしいですね!
以前 まだ健在だったノースウエスト航空で
台湾に行ったとき まだ 食べているのに
機内食を下げられて 目が点になった記憶が
あります!
旅行会社勤務の知り合いにぼやいたら
「奴らは 主張しないとだめなんだよ!」って
言われましたっけ・・・
悪名高いノースワースト航空ですね!
食事の途中で下げられてしまうとは、びっくりですね。
そりゃつぶれるわけですね。
LATAM航空もそうですが、彼らは自分の仕事をさっさと終わらせることしか考えてないようです。
いつもコメントありがとうございます。
お祭りだけ残念でしたね
遊びではないからあちこち行けなかったでしょうが。。。
お疲れさまでした
私も大好きなドイツに1ヶ月とか2ヶ月とか行ってみたいです(笑)
いつか実現したいと思ってます
母の介護のお陰で夫も色いろ出来るようになってますから(笑)
今回は1か月の滞在でした。
2013年に最初に発掘に行ったときには、2か月いました。
あちこち見てまわれなかったのは、ちょっときつかったですが・・・。
とまるさんもぜひドイツ1か月行ってきてください。
いつもコメントありがとうございます。
今回はワンちゃんの画像が多いということは、相当ワンちゃんたちになごまされたようですねえ^^
キラちゃん、たしかに完全なヘアレス・ドッグですね。
犬の写真が多いのは、ほかに被写体がなかったのと、大量に撮った発掘時の写真は載せることができないので、代わりに載せています。
まあ、なごまされたことはたしかですけれども。
いつもコメントありがとうございます。