私見・世界の遺跡30選(6)-5位~1位

まだ緊急事態宣言は解除されていませんが、東京の1週間平均の感染者数が500人を下回るなど、やや落ち着きを見せてきているようですね。
僕も少しずつ外出の機会をうかがっていこうかと思います。

さて、外出自粛特別企画もいよいよ最終回。
今回はTOP5です。


第5位

ティカル

グァテマラ マヤ文明

485ティカル.jpg
グァテマラ・ペテンの密林のなかに、ひっそりとたたずむこの遺跡。
日本から行くのはかなりたいへんですが、ジャングルにいくつもの鋭角なピラミッドが林立する景色には、きっと感動することと思います。

ただ、僕が行ったのは2008年がさいごでして、ただでさえ治安のよくないグァテマラ、コロナ禍の影響で現状どうなっているかは、ちょっとわかりません。


488ティカルⅤ号神殿.jpg
こちらはティカル最大のピラミッド、Ⅴ号神殿。
2008年当時は横にハシゴのような階段がついていて、上までのぼれたものでしたが、その後のぼれなくなったようです。
なにしろ、僕がのぼっていて足がふるえてくるほどの、頼りないハシゴでした(汗)。


492ティカルⅤ号神殿への階段.jpg
こちらがその、‟恐怖の階段”。
まあ、今となっては貴重な体験をしたと思えます。


490Ⅴ号神殿よりの景色.jpg
Ⅴ号神殿の頂上から見た、密林からにょきにょきとピラミッドが頭を出している景色は、感動的でした。
ただ、このあとに行った、より安全にのぼれるⅢ号神殿の頂上からも、ほぼ同じ景色が見えるのでしたが・・・。


537ティカルⅥ号神殿.jpg
このⅥ号神殿のように、ほとんど修復されていないピラミッドもあります。







第4位

バガン

ミャンマー


0487シュエグーヂー寺院からの景色.jpg
2015年に僕がはじめておとずれたあこがれの地、ミャンマー。
その第一の目的が、このバガン遺跡をおとずれることでした。

背の高い寺院のうえにのぼると、無数の仏塔がたちならんでいるのを一望にすることができ、これは世界でも唯一無二の景色だなあ、と思いました。
しかし今年、また政変が起き、ミャンマーへ入国するのはふたたび困難になってしまうかもしれません・・・。


0500ダマヤンヂー寺院.jpg
こちらはメインの仏塔群からややはなれたところにある、ダヤマンヂー寺院。
自転車で道にまよってしまい、熱中症になりそうになりながらようやくたどり着いたのを思いだします。


0409シュエサンドー・パヤー.jpg
バガン観光のハイライトが、寺院群にしずむ夕日を見ること。
僕も夕日鑑賞ポイントとして一番人気のピラミッド型寺院、シュエサンドー・パヤーにのぼりました。


0429夕日.jpg
仏塔群のあいだにしずむ夕日は、まさに‟唯一無二”の景色!

ふたたびミャンマーの政情が落ち着きをとりもどし、バガンで夕日を見れる日がまた来ますように・・・。







第3位

バイヨン

カンボジア アンコール朝

0409バイヨン.jpg
先日アンコール・ワットのところで、「順位低すぎ?」と書きましたが、それはこのバイヨンを上位にするためでした。
アンコール遺跡群の中心には、寺院としてのアンコール・ワットと、王都としてのアンコール・トムがありますが、王都トムの中にも、いくつかの寺院があります。
その中心を成すのが、このバイヨン寺院。


0364バイヨン.jpg
この寺院の特徴は、仏塔のひとつひとつにきざみつけられた、仏陀の顔。


0370バイヨン.jpg
‟クメールのほほえみ”を浮かべた、無数の顔に見つめられていると、なんとも落ちつかないような、居心地のわるいような気分になります。


0396バイヨン.jpg
小学生当時の僕は、この寺院を写真で見て一瞬で魅せられ、
「いつか行ってみたいものだなあ」
と思うようになりました。

しかし当時のカンボジアは内戦のまっ最中で、僕の念願がかなうには、1999年まで待たねばなりませんでしたが・・・。







第2位

マチュピチュ

ペルー インカ


0737マチュピチュ.jpg
いわずと知れた、ダントツ「行ってみたい遺跡」ナンバーワンのマチュピチュ!
僕は幸運にも、これまでこの遺跡を3回おとずれることができました。

しかしこれが2位なら、1位は・・・?
という疑問はとりあえず置いておいて・・・。


0773マチュピチュ.jpg
ペルーの首都リマまで飛行機で行き、次に拠点となる町クスコへ、さらにそこから鉄道に乗って・・・。
と、日本から行くとたいへん時間がかかり、行きにくさでもナンバーワンかもしれません。


0768マチュピチュ.jpg
遺跡にたたずむリャマ
(ラクダ科動物でアルパカの親戚、ペルーを代表する家畜)
の子ども。

ところでこのマチュピチュ遺跡は、一部で信じられているようなインカ帝国さいごの都ではありません。
インカ王は代々、私領あるいは荘園といった領地を各地に持っていて、王の死後もそれは維持されました。
インカでは、王の死後もそのミイラが生きているように扱われ、荘園からの収入で儀式などを行っていたからです。
マチュピチュは、9代目王パチャクティの私領であったと、さいきんでは考えられています。


0750マチュピチュ.jpg
山地ゆえに目まぐるしく天気がかわり、霧がかかった印象的な姿を見ることもできます。
この2017年の訪問時には、朝イチで行ったのですが、午前中はとくに霧のマチュピチュが見れる確率がたかいようです。

背後に見える山、ワイナピチュには1999年の初訪問時にのぼったのですが、さいきんでは予約制になり、のぼれていません。
ワイナピチュの山頂から見るマチュピチュも、また格別なんですけれどね・・・。


0728マチュピチュ.jpg
行くのはたいへんですが、苦労して行くだけの価値はもちろんある遺跡です。







第1位

チャビン・デ・ワンタル

ペルー 形成期


084チャビン・デ・ワンタル.jpg
マチュピチュが2位で1位は・・・。
って、何処やねんそれ!!!
というツッコミが聞こえてきそうですが(笑)。
まあこのへんは完全に私情です。

紀元前1200~紀元前200年ごろに利用されていた、というたいへん古い遺跡で、かつては「アンデスの母なる文化」と考えられたチャビン文化の中心地です。
このブログでも以前ご紹介した、アンデス文明の3つのホライズン
(特定の文化様式がアンデスの広い範囲に影響を及ぼした時代)
のうち、「第1ホライズン」はこのチャビンを起点として広がった、と考えられていたのです。


095ランソン.jpg
この遺跡で特徴的なのが、「地下神殿」の存在。
ごらんの「ランソン像」が、迷路のような地下回廊のなかにとつぜんあらわれる光景は、あまり他の遺跡では体験できないことかと思います。


100カベッサ.jpg
僕が行った当時は、ごらんのような頭像(カベッサ)が地下回廊に置いてありました。
これらは、かつては地下回廊の壁面にはめこまれていたようです。
こうした頭像は、幻覚剤の影響下にある人間が、「ジャガー人間」へと変化していく過程をあらわしているそうです。


092半地下神殿.jpg
建造物によってU字型にかこわれた広場があり、そこには「半地下神殿」が形づくられています。
こうした「半地下神殿」は時代を問わず、アンデス各地の遺跡で見られるものです。


086チャビン・デ・ワンタル.jpg
高地にあるためのロケーションもすばらしいですし、
(ただし、めっちゃ寒いです!)
アンデス文明の揺籃の地をおとずれるという体験をなさってみてはいかがでしょうか。






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この記事へのコメント

2021年02月13日 19:30
楽しませていただきました。
行ったような気分です。
さすがトップ5ですね。
マチュピチュは友人が行っており
私も行きたい場所です。

ようやく感染者も減ってきましたね。
「九州新幹線全線開業10周年」なのですが
イベントも厳しいようですし
今は減便となっていますよ。
家ニスタ
2021年02月14日 00:00
torさん、こんばんは。
すこしでも旅行気分を味わっていただけたなら、幸いです。
マチュピチュでは得がたい体験ができるかと思いますので、もし機会がありましたらぜひいらしてください。
新規感染者も減ってきて、僕もそろそろ動きだそうかと考えていたところですが、まだまだ大規模なイベントなどは無理そうですよね。
いつもコメントありがとうございます。
2021年02月14日 10:54
こんにちは

私達も2003年3月にマチュピチュに行きました、今ブログを
拝見して当時を思いだしアルバムを出してきました。
私達は到着した日に登り麓のホテルで泊まり翌日も登りました
バスに手を振るグッバイボーイを思い出しました。
懐かしいです、想い出として投稿したくなりました。
家ニスタ
2021年02月14日 11:45
poniesさん、こんにちは。
マチュピチュへ行かれたのですね。
グッバイボーイ! なつかしいですね。
僕もたしか2001年の2回目の訪問のときに見ました。
ついチップをあげてしまいたくなりますよね。
さいきんでは規制がきびしくなったのか、見られなくなりましたね。
いつもコメントありがとうございます。
2021年02月15日 17:29
いよいよ今シリーズも最終回ですか。
何か残念ですね。番外編として、50位までの
選外にはしたものの、面白い特徴を持った遺跡とか、
反対にがっかり遺跡とか、紹介して戴けると
面白いかなと思いました。今回は軍事クーデターの起きた
ミャンマーなど、今となっては大変貴重な資料と
言えそうな遺跡の様子が印象に残りました。
2021年02月15日 20:06
今日、契約更新である保育園に行ったら、職員にコロナ発生で休園@@と、いいつつ消毒後の園内で、契約更新の計算と手続き^^;やはり身近にも近寄って来てるんだなあと実感^^;

ペルーが1.2位に来るのはさすが家ニスタさん^^チャビンが1位というのは納得感がありますねえ^^岩盤の中にこれだけの迷路を掘って、しかも装飾まで@@
僕としては、やはりバガンが一番興味を沸き立たせてくれますねえ^^家ニスタさんが撮られた夕陽の映像はほんとうに素晴らしい^^
家ニスタ
2021年02月15日 22:49
yasuhikoさん、こんばんは。
実は、のちほど番外編の記事を書こうかと、ちょうど思っていたところでした。
選外にもれた遺跡で、「これは」と思うものをならべていたら、ベスト70ぐらいになってしまって・・・。
後で書くかもしれませんので、しばらくお待ちください。
ミャンマーの状況は本当に心配です。
僕が行ったころは、軍事政権の支配が終わって、「やっと行けた」という時期でしたので・・・。
またふりだしに戻ってしまいました。
いつもコメントありがとうございます。
家ニスタ
2021年02月15日 23:04
つとつとさん、こんばんは。
第3波もそろそろ落ち着くころかなあ、と勝手に思っていたのですが、まだまだ収束までには遠いようですね。
チャビンの1位に納得していただける方がいらっしゃるとは・・・!
たしかにここの地下神殿は他に類を見ないものです。
バガンの夕日は本当にすばらしいのですが、また軍事クーデターが起きてしまい、ふたたびミャンマーの地を踏める日が来るのか、心配です・・・。
いつもコメントありがとうございます。
2021年02月15日 23:14
こんばんは
すごいですね!
行ったことないところばかりですけど
私でも知っているところです!
どきどきしますね♪

また こうしていろんなところを旅する事が
できる日々が戻ってくるのを心待ちにしてます
家ニスタ
2021年02月16日 22:39
おとめさん、こんばんは。
さすがにランキングもこのあたりになると、多くの方が知っている遺跡が多くなりますね。
まあ、1位は完全に個人の思い入れですけれど・・・。
本当に、また世界のあちこちをおとずれる日が来るといいのですけれど、しばらくはむずかしそうですね・・・。
いつもコメントありがとうございます。
2021年02月27日 21:51
そうですか、TOP5は南米と東南アジアでしたか。
確かに、精緻で迫力のある仏塔や高地で雄大な遺跡の数々。
人類はなぜこんな建築や都市を作ったのか。歴史ロマンを感じます。
当時の繁栄ぶりを想像するのも楽しいですよね。
それが、時代とともに滅んで忘れ去られたりもするのですから。

チャビン・デ・ワンタル、地下神殿が感動的なのでしょうね。
ペルーは出張でリマにいっただけ。それ以上行くのは大変そう。

それにしても、素晴らしい遺跡の総集編を見せて頂きました。


家ニスタ
2021年02月27日 22:59
ミクミティさん、こんばんは。
はい、5~1位は中南米と東南アジアの遺跡になりました。
ティカルやマチュピチュなんかは、文明の崩壊後かんぜんに忘れ去られて、「再発見」されたクチですからね。
チャビン・デ・ワンタルの地下神殿は、本当に印象的です。
あまり他に類を見ない遺跡かと思います。
上のyasuhikoさんへのコメントでも書きましたように、のちほど番外編を集めた記事を書くかもしれませんので、よろしければお待ちください。
いつもコメントありがとうございます。
2021年03月01日 09:11
多くの旅行ランキングで1位を獲得しているマチュピチュが2位なんですね。
1位の「チャビン・デ・ワンタル」は初めて知りました。きっと多くの皆さんも知らなくて投票できなかったのでしょうねw
それにしても世界には知らないでいる素晴らしい所があるものだと改めて感心させられます。
新型コロナが終息したら、海外旅行するのが楽しみです。
家ニスタ
2021年03月01日 22:17
OZMAさん、こんばんは。
まあ、ふつうに考えてマチュピチュ1位で問題ないとは思いますが、あまり予想どおりでも、僕がえらぶ意味がなくなってしまいますので、ある程度独自性を出すようにしています。
個人的には、チャビン・デ・ワンタルは1位にふさわしい遺跡だと思っています。
なかなか終息までには道は遠そうですね・・・。
僕もそろそろ国内旅行には出ようと思っていますが、海外へ行くのは2~3年は先になりそうです。
いつもコメントありがとうございます。