ふたたび「みんなの九州きっぷ」の旅(1)-黒崎城~番屋
予告どおり、前回の旅からすこしの間をおいて、ふたたび「みんなの九州きっぷ」の旅へ行ってくることにしました!
なぜすぐにまた九州へと旅立ったかというと、前回レンタカーを借りたときに知覧しか回れなかったという残念感のほかに、
①JALのマイルがのこっていたので飛行機代がタダ。
②GOTOでホテル代がやすい。
③2日間1万円で新幹線も乗りほうだいという「みんなの九州きっぷ」の存在。
とこれだけ条件がそろっていれば、行ってくるほかありますまい、と思ったからでした。
なにせ、冬にはコロナの第3波がくるのはほぼ確実(らしい)なので、今のうちに心のこりのないようにしておこうと。
というわけで南米2往復でたまっていたJALのマイルで、熊本への往復航空券を予約しました。
マイルで特典航空券をもらったのは、前回がはじめてだったんですが、むしろふつうに買うより予約が簡単なくらいですね。
JALは正規料金で買うと、国内線でも高いので、こんな機会でもないとまず乗りません。
結局マイルで、熊本まで1往復半したことになります。
今回も熊本を拠点にしたのは、新幹線で北へも南へも行きやすい交通の要衝であるのと、ホテルも居酒屋街も勝手がわかっていて、楽だということ。
今回のように新幹線も使えるきっぷの場合は、宿泊を1か所に決めておいたほうが、毎日おもい荷物を持ちはこばなくてすむ、という利点もあります。
それでは、ふたたび九州の旅に出発しましょう!
〈1日目〉

羽田空港。
ふだんはLCCが多い僕がひさしぶりに乗るJALです。
ほんとうは成田空港のほうが、感染拡大中の都心を通らなくてすむのでいいんですけれどね。
(いつも使うのは成田空港発のジェットスターやピーチです)
2時間ほどのフライトで、阿蘇くまもと空港に到着。

今日は熊本市内のホテルに行くだけでどこへも行かないので、空港でゆっくりとランチを食べることにしました。
食べたのは、あか牛ステーキ丼です。
あか牛とは阿蘇のブランド牛で、レアに焼きあげられたステーキののった丼は本当においしい!
夕食は逆に質素にコンビニ弁当になってしまいました(笑)。
〈2日目〉
今日は土曜日、「みんなの九州きっぷ」の使いはじめの日です。
やはり昨日のうちに、熊本駅で切符を発券しておきました。
今日は新幹線をつかって九州を北上、福岡県をめざします。

熊本駅を去っていく800系。
僕の乗った車両ではありませんが(笑)。

車窓の風景。

博多駅に到着。
これも僕の乗ったのではない、ピクサー仕様の800系です。

モンスターズインクなどのイラストがあしらってあって、かわいいですね。
子どもたちに大人気みたいです。
僕がはじめて九州新幹線に乗ったのは、先日の第1回「みんなの九州きっぷ」の旅のとき。
あのときは熊本から鹿児島中央までしか乗りませんでしたから、熊本ー博多間に乗ったのは、これがはじめてということになります。
これで九州新幹線はコンプリートですね。
博多駅でさらに特急ソニックに乗りかえて、黒崎をめざします。
黒崎城へ行くためです。

特急ソニックの車内。
‟ソニック”は在来線の特急のなかでは比較的あたらしく、乗りごこちもいいですが、じつはこの翌日にけっこう衝撃的な特急に乗ることになります。

黒崎駅を去っていく特急ソニック。
無骨なかんじの先頭車両の形も好きです。

黒崎駅へと行く途中の花壇にさいていた花。
黒崎駅からおよそ1キロ、小高い丘のうえにのぼっていくと、黒崎城の石垣が見えてきます。

くずれかけの石垣が、歴史のはかなさを感じさせます。

黒崎城入口です。

本丸はけっこう広いです。

本丸からの景色。

まさに工業地帯ですね。

本丸には「黒崎城址」の石碑がたっています。
黒田長政は慶長6(1601)年に福岡城の築城をはじめます。
同時に、国境地帯の守りとしていわゆる黒田六端城の整備にとりかかります。
そのうちのひとつ、黒崎城には黒田二十四将のひとり、井上周防之房が二万石で城代として置かれますが、元和元(一六一五)年に一国一城令により廃城となります。
非常に寿命のみじかい城でした。


現在公園の入口付近に石垣が集中的に残っていますが、他は破城のさいに徹底的に破壊されたようです。
ふたたび15分ほどあるいて、黒崎駅へもどります。
特急より先に来る快速列車があるので、駅員さんに聞いたところ、あとから来る特急のほうが先に博多駅に着くとのこと。
特急&新幹線が乗りほうだいのきっぷなので、もちろんソニックを利用することにしました。
みじかい距離でも、こうして特急のぜいたくな使いかたができるのが、このきっぷのいいところですね。

博多駅到着の特急ソニック。
後方に見えるのは、長崎方面行きの特急かもめですね。
博多駅で駅弁を買い、熊本までの新幹線のなかで、遅めの昼食をとることにしました。

買ったのは玉手箱です。
ちいさめの弁当ですが、九州名物がいろいろと味わえます。

熊本駅に到着。
N700系が去っていきます。
今日、福岡で黒崎城跡にしか行かずに、比較的早めに熊本までもどってきたのは、居酒屋に行きたかったから。
お世話になったのは、魚河岸番屋さんです。

おなじみの馬刺しと、後方が「ひともじのぐるぐる」です。
「ひともじのぐるぐる」とは、‟ひともじ”(分葱)を白根のまわりにぐるぐる巻きにし、甘酸っぱい酢味噌で味付けした料理。
食べると歯ごたえがあり、独特の香りもあって、焼酎がおいしく飲めます。

ハンタの煮つけ。
ハンタとは一般的にはイラとして知られる魚だそうです。
甘辛く煮つけられた白身はふっくらとしていて、本当においしい!
焼酎にもよく合います。
名前だけ見て注文した魚でしたが、これは掘り出しものでした。
この居酒屋さんには以前も来たことがあるんですが、熊本の郷土料理のメニューが充実していて、焼酎もたくさん種類があり、うれしくなるお店です。
今日飲んだ焼酎は、「たる繊月」と「川辺」でした。
とくに人吉や球磨地方の焼酎蔵は、先日の豪雨で被害を受けたところも多いので、どんどん飲んで援助しなければいけませんね。
明日は新幹線で南へ。
鹿児島へのリベンジ旅になります。

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なぜすぐにまた九州へと旅立ったかというと、前回レンタカーを借りたときに知覧しか回れなかったという残念感のほかに、
①JALのマイルがのこっていたので飛行機代がタダ。
②GOTOでホテル代がやすい。
③2日間1万円で新幹線も乗りほうだいという「みんなの九州きっぷ」の存在。
とこれだけ条件がそろっていれば、行ってくるほかありますまい、と思ったからでした。
なにせ、冬にはコロナの第3波がくるのはほぼ確実(らしい)なので、今のうちに心のこりのないようにしておこうと。
というわけで南米2往復でたまっていたJALのマイルで、熊本への往復航空券を予約しました。
マイルで特典航空券をもらったのは、前回がはじめてだったんですが、むしろふつうに買うより予約が簡単なくらいですね。
JALは正規料金で買うと、国内線でも高いので、こんな機会でもないとまず乗りません。
結局マイルで、熊本まで1往復半したことになります。
今回も熊本を拠点にしたのは、新幹線で北へも南へも行きやすい交通の要衝であるのと、ホテルも居酒屋街も勝手がわかっていて、楽だということ。
今回のように新幹線も使えるきっぷの場合は、宿泊を1か所に決めておいたほうが、毎日おもい荷物を持ちはこばなくてすむ、という利点もあります。
それでは、ふたたび九州の旅に出発しましょう!
〈1日目〉

羽田空港。
ふだんはLCCが多い僕がひさしぶりに乗るJALです。
ほんとうは成田空港のほうが、感染拡大中の都心を通らなくてすむのでいいんですけれどね。
(いつも使うのは成田空港発のジェットスターやピーチです)
2時間ほどのフライトで、阿蘇くまもと空港に到着。

今日は熊本市内のホテルに行くだけでどこへも行かないので、空港でゆっくりとランチを食べることにしました。
食べたのは、あか牛ステーキ丼です。
あか牛とは阿蘇のブランド牛で、レアに焼きあげられたステーキののった丼は本当においしい!
夕食は逆に質素にコンビニ弁当になってしまいました(笑)。
〈2日目〉
今日は土曜日、「みんなの九州きっぷ」の使いはじめの日です。
やはり昨日のうちに、熊本駅で切符を発券しておきました。
今日は新幹線をつかって九州を北上、福岡県をめざします。

熊本駅を去っていく800系。
僕の乗った車両ではありませんが(笑)。

車窓の風景。

博多駅に到着。
これも僕の乗ったのではない、ピクサー仕様の800系です。

モンスターズインクなどのイラストがあしらってあって、かわいいですね。
子どもたちに大人気みたいです。
僕がはじめて九州新幹線に乗ったのは、先日の第1回「みんなの九州きっぷ」の旅のとき。
あのときは熊本から鹿児島中央までしか乗りませんでしたから、熊本ー博多間に乗ったのは、これがはじめてということになります。
これで九州新幹線はコンプリートですね。
博多駅でさらに特急ソニックに乗りかえて、黒崎をめざします。
黒崎城へ行くためです。

特急ソニックの車内。
‟ソニック”は在来線の特急のなかでは比較的あたらしく、乗りごこちもいいですが、じつはこの翌日にけっこう衝撃的な特急に乗ることになります。

黒崎駅を去っていく特急ソニック。
無骨なかんじの先頭車両の形も好きです。

黒崎駅へと行く途中の花壇にさいていた花。
黒崎駅からおよそ1キロ、小高い丘のうえにのぼっていくと、黒崎城の石垣が見えてきます。

くずれかけの石垣が、歴史のはかなさを感じさせます。

黒崎城入口です。

本丸はけっこう広いです。

本丸からの景色。

まさに工業地帯ですね。

本丸には「黒崎城址」の石碑がたっています。
黒田長政は慶長6(1601)年に福岡城の築城をはじめます。
同時に、国境地帯の守りとしていわゆる黒田六端城の整備にとりかかります。
そのうちのひとつ、黒崎城には黒田二十四将のひとり、井上周防之房が二万石で城代として置かれますが、元和元(一六一五)年に一国一城令により廃城となります。
非常に寿命のみじかい城でした。

現在公園の入口付近に石垣が集中的に残っていますが、他は破城のさいに徹底的に破壊されたようです。
ふたたび15分ほどあるいて、黒崎駅へもどります。
特急より先に来る快速列車があるので、駅員さんに聞いたところ、あとから来る特急のほうが先に博多駅に着くとのこと。
特急&新幹線が乗りほうだいのきっぷなので、もちろんソニックを利用することにしました。
みじかい距離でも、こうして特急のぜいたくな使いかたができるのが、このきっぷのいいところですね。

博多駅到着の特急ソニック。
後方に見えるのは、長崎方面行きの特急かもめですね。
博多駅で駅弁を買い、熊本までの新幹線のなかで、遅めの昼食をとることにしました。

買ったのは玉手箱です。
ちいさめの弁当ですが、九州名物がいろいろと味わえます。

熊本駅に到着。
N700系が去っていきます。
今日、福岡で黒崎城跡にしか行かずに、比較的早めに熊本までもどってきたのは、居酒屋に行きたかったから。
お世話になったのは、魚河岸番屋さんです。

おなじみの馬刺しと、後方が「ひともじのぐるぐる」です。
「ひともじのぐるぐる」とは、‟ひともじ”(分葱)を白根のまわりにぐるぐる巻きにし、甘酸っぱい酢味噌で味付けした料理。
食べると歯ごたえがあり、独特の香りもあって、焼酎がおいしく飲めます。

ハンタの煮つけ。
ハンタとは一般的にはイラとして知られる魚だそうです。
甘辛く煮つけられた白身はふっくらとしていて、本当においしい!
焼酎にもよく合います。
名前だけ見て注文した魚でしたが、これは掘り出しものでした。
この居酒屋さんには以前も来たことがあるんですが、熊本の郷土料理のメニューが充実していて、焼酎もたくさん種類があり、うれしくなるお店です。
今日飲んだ焼酎は、「たる繊月」と「川辺」でした。
とくに人吉や球磨地方の焼酎蔵は、先日の豪雨で被害を受けたところも多いので、どんどん飲んで援助しなければいけませんね。
明日は新幹線で南へ。
鹿児島へのリベンジ旅になります。

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