静岡への旅(3)~掛川城、田中城

〈2015年1月31日(土)(その1)〉
朝7時より、ホテル・アイシス掛川で朝食をとります。
バイキングの内容は、3種のクロワッサンに、ソーセージ、スクランブル・エッグ、煮物、サラダ、ヨーグルトなど、非常に満足のいくものでした。

朝食後、ホテルに荷物を置いたまま、掛川城へと向かいます。
チェックアウトが11時というのも、ありがたいですねー。
おかげで、重たい荷物を持たずに、城散策ができます。


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10分ほど歩くと、小高い丘の上に復元天守が見えてきます。
昨日とはうってかわって、いいお天気です。


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土塀を横に、階段をのぼっていきます。


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天守曲輪に到着。
ちょっと冠木門がじゃまですね。
天守曲輪はとても狭く、なかなか天守の写真を撮るいいアングルが見つかりません。


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往時の工法をもちい、木造で復元された重厚な天守。
ホンモノ感がただよいます。

掛川城に来るのはこれで3回めですが、木造の復元天守はやはり、なんんど見てもいいものです。


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天守4階からの景色です。
掛川の町が一望にできます。


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天守1階で、百名城スタンプを獲得。


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二の丸には、二の丸御殿があります。
貴重な現存遺構として、国の重要文化財に指定されています。


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御殿内部です。


戦国期、明応6(1497)年から文亀元(1501)年のあいだに、今川氏は家臣の朝比奈泰熈(やすひろ)に命じて、掛川古城をきずかせました。
掛川古城は掛川城から東へ500mほどのところにありました。
やがて手狭となり、現在の掛川城の地に城は移ります。

天正18(1590)に、北条氏の降伏により徳川家康が関8州に封じられると、家康旧領には豊臣氏の配下が配され、掛川には山内一豊が入ります。
一豊は掛川にはじめて天守閣をきずき、城下を整備して、今日の掛川の町の基礎をきずきます。

慶長3(1600)年の関ヶ原合戦に先立つ小山評定で、山内一豊は家康に、「どうぞ掛川の城をお使いください」と申し出ます。
合戦で目立った功がなかったにもかかわらず、一豊はこれによって掛川6万石から土佐20万石へと出世をはたします。
げにおそろしきはオベッカの力!


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城内の竹の丸には、明治36(1903)にたてられた旧松本家住宅があり、中を見学することができます。


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竹の丸内部。
和洋折衷の、おもむきあるつくりです。
窓にはステンドグラスのようなものがはめこまれています。


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竹の丸内部。




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掛川をあとにし、西焼津へと向かいます。
JR東海を代表する313系です。
この車両に乗ると、東海地方に来たな、という感じがしますねー。

西焼津でおり、一路田中城をめざします。
徒歩約20分、田中城下屋敷につきます。


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田中城下屋敷にある本丸櫓と、復元された冠木門です。


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本丸櫓は、市民に払い下げられて移築されていたものを、城地内にもどしたものです。


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本丸櫓からの景色です。

田中城は、それまでにあった徳一色城を、永禄13(1570)年に武田氏が入城し、馬場信房に命じて大改修させたのがはじまりといわれます。
武田氏特有の三ケ月堀のなごりが、あちこちで見られます。

田中城といえば、円形の縄張り
甲州流軍学では、円形は理想の縄張りといわれています。
理由は、円には死角がないからです。

同じ静岡県にある諏訪原城など、扇形の縄張りはありますが、完全に円形の縄張りは非常にめずらしいです。
僕の知るかぎり、ここしかないんじゃないでしょうか。

武田氏の地元であった、甲州や信州にもこんな縄張りの城は存在せず、おそらく信玄は、あらたに勢力下にくわえた遠征地で、理想の縄張りを試したのではないかと思います。


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本丸櫓の中には、田中城の模型がおいてあります。
円形の縄張りがはっきりとわかります。

航空写真で見ると、現在も道が往時の堀にそって、円を形づくっているのがわかりますが、地上を歩いて円形の縄張りを実感するのは、なかなかむずかしいものです。


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しかしところどころ、この城が円形であったことを感じさせる痕跡があります。
写真の道路が、ぐっと円をえがいていることが、お分かりいただけますでしょうか。


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三の丸の土塁と水堀です。
基本的に平地の城で、痕跡がうしなわれている部分が多いのですが、ところどころにこうした遺構がのこっています。


田中城には、晩年の家康がひんぱんに鷹狩りにおとずれていました。
元和2(1616)年には、鷹狩りで田中城をおとずれた家康が鯛の天ぷらを食べて腹痛をおこし、それが原因で亡くなった、という話もあります。
本当に鯛の天ぷらが原因だったのかは?ですが・・・。




田中城をあとにし、次の目的地をめざして、ふたたび列車へと乗りこみました。
(その2)に続きます。




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この記事へのコメント

2015年02月06日 10:51
田中城は名前しか知らない城でしたが、円型縄張りになっていたんですか。本当に興味深い造りですねえ。
模型を観ると、西アジアや西欧の城郭都市みたいに見えますねえ。。
家ニスタ
2015年02月08日 23:00
つとつとさん、こんばんは。
円形縄張りは非常にめずらしいです。
僕も興味深く見学しました。
たしかに西欧の城を思わせますね。
いつもコメントありがとうございます。

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