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zoom RSS 『シェイプ・オブ・ウォーター』を見てきました

<<   作成日時 : 2018/03/18 23:39   >>

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上映中の映画、『シェイプ・オブ・ウォーター』を見るため、地元ちかくの映画館、イオンシネマ守谷へ行ってまいりました。

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『パンズ・ラビリンス』などで知られ、僕も大ファンであるギレルモ・デル・トロ監督の手になるこの作品。
(ちなみに日本語表記は“ギレルモ”とされることが多いですが、スペイン語の発音は“ギジェルモ”に近いです)
先日のアカデミーでは作品賞など4部門を占め、話題をさらいました。
いったいどんな作品に仕上がっているのか、僕も楽しみにして行きました。


(以下ネタバレあり)
東西冷戦さなかの1962年のアメリカ。
政府の秘密の研究所で、清掃員として働くイライザは、極秘裏に運びこまれたある生物を、偶然目にしてしまう。
それはアマゾンで神としてあがめられていた、半魚人だった。

なぜだかその生き物に魅せられたイライザは、こっそりと会いに行くようになる。
口のきけないイライザだったが、「彼」とのコミュニケーションに言葉は必要なかった。
やがて、次第に二人は愛しあうようになる。

そんな中、イライザは「彼」が実験によって殺されそうになっていることを知って・・・。

・・・といったストーリー。


基本的に根底に流れるものは『パンズ・ラビリンス』と同じで、現実世界で困難を抱えている女性(パンズ・・・のときは少女)が異形のもの(パンズ・・・のときはパン(牧神))と心を通わせ、癒しを得るというもの。
とりわけ今作においては、「異形のもの」は迫害され、ひどい扱いを受ける存在で、世界中にある人種差別や、人権侵害のメタファーになっています。

これはメキシコにルーツを持つデル・トロ監督による、移民や社会の少数派に対して敵対的な政策をとるトランプ政権への、無言の抗議ととらえることもできるでしょう。
ヘイトスピーチなどの問題がなくならない日本でも、人ごとではないと思います。

半魚人の造形は、特殊メイクでかなりリアルに作られており、本当にこんな生物がいるのでは?と思わせるほどです。
半魚人という存在をのぞけば、現実世界をえがく姿勢は『パンズ・ラビリンス』などとくらべるとリアルで、おなじファンタジーとはいえ、こちらのほうがより大人向けになっていると思います。

それと『パンズ・・・』はほとんど救いのないラストだったのにくらべて、こちらのほうがある意味ハッピーエンド?といえるかもしれません。
現実ばなれした話ではありますが、ストーリーテリングのうまさと、造形の巧みさでぐいぐいと画面に引きこまれ、2時間はあっというまです。

アカデミー作品賞をとった映画はどんなかな〜? と気になっている方は、ぜひ劇場に足を運んでいただきたいと思います。


★★★★☆
ホシ4つです。


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イオンシネマ守谷。

〈観覧日:2018年3月12日(月)〉




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シェイプ・オブ・ウォーター
冷戦時代の1962年、アメリカ。 声が出せない女性イライザは、政府の極秘研究所の清掃員。 清掃中、彼女はアマゾンの奥地で神のように崇められていたという不思議な生き物を見て、心を奪われる。 密かに“彼”と交流を深めたイライザは、実験室で虐待されている“彼”を何とか助けようとするが…。 ラブ・ファンタジー。  ...続きを見る
象のロケット
2018/04/18 17:39
「シェイプ・オブ・ウォーター」第30回東京国際映画祭
特別招待作品。アメリカ映画。ギレルモ・デル・トロ監督作品である。本作は2017 年第 74 回ベネチア国際映画祭で金獅子賞に輝いた。 冒頭は、水中で生活をする夢の中のようなシーン。ロマンチックで怪しくて幻想的で。ベッドも踊るし食器も踊る。まるでディズニー・ワールドのようであるが、勿論ディズニー・ワールドとは違う。だってこれは、ギレルモ・デル・トロの世界なのだから! そんな夢も醒めやらぬまま、朝が来る。イライザ(サリー・ホーキンス)はタップを踏み、踊りながら仕事へ向かう準備をする。いつもの入浴にい... ...続きを見る
ここなつ映画レビュー
2018/05/17 13:37

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コメント(8件)

内 容 ニックネーム/日時
旅の疲れもなんのそのですね  お若いからお元気です

興味湧く内容ですね  異形の物と関係は 生きていく中でいろいろ考えさせられますね

先日の夕刊に ウルトラマンシリーズでも こうしたテーマを取り上げた作品があった事が記載されていて 子どもの頃に見た記憶がよみがえりました

上映期間中に見に行きたいです


わたしは 先週の土曜日にいただいた ただ券で 北の桜守を見ました  安定の小百合さんの映画だな〜と思いました
メミコ
2018/03/19 09:47
メミコさん、こんばんは。
異形のものとの関係は、いろいろと示唆的でした。
そのウルトラマンシリーズというのは、ウルトラセブンの『ノンマルトの使者』のことではないでしょうか?
「地球人がノンマルトを侵略したんだ!」
という少年の叫びは衝撃的でした。
子供向けとは思えない、深いテーマを含んだ作品でしたね。

吉永小百合さん、今もお元気で活躍されているのは、すごいですね。
いつもコメントありがとうございます。
家ニスタ
2018/03/19 22:58
そうです  そして もうひと作品
帰ってきたウルトラマンで  貧困の中にある少年がいじめを受け 唯一彼を認めてくれた 宇宙人との話でした

映像の世界は どんどん進化していきますが わたしにとっては 映画は やはり 映画館で観てみると 考えさせられるテーマが より一層 重く感じられます
メミコ
2018/03/20 10:20
メミコさん。
えっ、『帰ってきたウルトラマン』にもあったんですね。
そちらはおぼえていませんでした。
いずれにしろウルトラシリーズは奥が深いですね。

本当に、映画は映画館で見るに限りますね。
テレビとかだと、表面に隠された奥の意味までは、考えないですもんね。
いつもコメントありがとうございます。
家ニスタ
2018/03/20 23:57
パンズ・ラビリンス好きな作品です
同じ監督なんですね

この作品は娘も私も見たいねって言ってたんですが。。。
私は行けそうにないので、いつか見ようと思います
とまる
2018/03/21 22:49
とまるさん、こんばんは。
パンズ・ラビリンスお好きでしたら、この作品はたぶん気に入られると思います。
まだ上映しているようですよ!
できたら、ぜひ映画館で見ていただきたいと思います。
いつもコメントありがとうございます。
家ニスタ
2018/03/23 19:10
お久しぶりです。
私もこの映画に魅せられました。
家ニスタさんの解説も分かり易かったです(笑顔
OTSUKYON
2018/03/25 17:57
OTSUKYONさん、こんばんは。
OTSUKYONさんもこの映画お好きでしたか。
なかなかいい映画でしたよね。
僕のつたない解説でお役にたてれば幸いです。
いつもコメントありがとうございます。
家ニスタ
2018/03/25 18:48

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