愛知・続100名城と飲みテツの旅(2)-古宮城~田峯城

ホテルで無料の朝食をたべます。

0067朝食.jpg無料といっても、なかなか充実していますね。
開始が朝6時半からというのも、ありがたいです。
7時半からとかだと、朝イチの列車に乗るために朝食をパスしなくてはならないときがあります。

今日は一日レンタカーでまわる日です。
3日連続でつかわなきゃいけない、という「秋の乗り放題パス」の性質上、きょう一日列車に乗らないと、まるまる一日分損してしまうことになります。
しかし古宮城をはじめ、今日行く予定の城は鉄道では行けないところばかりなので、仕方ないです。
仮に計算してみたところ、初日と最終日に乗る分で、切符のモトは取れていることがわかりました。

問題は天気です。
前日に天気予報をしらべたら、一日雨という予報でした。
出発する前には、この日は晴れという予報だったのですが・・・。
台風を避けて日程を変更したのに、ここでも雨に見まわれるとは、つくづくついてないですね。


とりあえず、宿から10分ほどあるいてバジェット・レンタカー豊橋駅前まで行き、車を借ります。
まずは古宮城へ向かい、車を走らせます。
この時点では、くもってはいたものの雨はまだ降っていませんでした。


0070白鳥神社.jpg1時間と少々はしると、白鳥神社が見えてきました。
この神社ふきん一帯が古宮城の跡です。


0078古宮城.jpg
神社の裏山にのぼると、ヒノキの大木がたっていました。
ご神木だそうです。


0079古宮城.jpgヒノキの奥の虎口から中へ入っていくと、そこが城域です。

古宮城は、曲輪群が大きく東と西にわかれた一城別郭の構造をしています。
大ヒノキの裏手の曲輪が、東側の主郭になります。


0090古宮城.jpgいったん斜面を反対側へとおり、東側の曲輪群から西側の曲輪群へと移動します。
両方の間にも虎口が。


0095古宮城.jpg高低差のおおきな切岸。


古宮城は武田信玄が三河進出の拠点とするため、家臣の馬場信春に命じ、元亀2(1571)年にきずかせたといわれています。
その後、この地域の奥平氏にたいする監視のため、また信玄の西上のための足がかりとして、重要視されます。

廃城の時期については明らかではありませんが、天正3(1575)年の長篠の戦い以降、武田氏の勢力が大きく後退した時期と考えられています。






さらに1キロ弱進むと、新城市作手歴史民俗資料館があります。

0116作手歴史民俗資料館.jpg館内には、昔の民家が再現されています。


0117作手歴史民俗資料館.jpg


0121作手歴史民俗資料館.jpgこちらは湿原の再現。


0128作手歴史民俗資料館.jpg2階は民具の展示。


0130作手歴史民俗資料館.jpgムササビ(モモンガ?)
こういう立体的な展示はいいですね。


0362続百名城スタンプ古宮城.jpg資料館で、古宮城の続100名城スタンプを押すことができます。

来る前は、この地域には数々の名城があるのに、そのなかでどうして古宮城が続100名城に選ばれたのだろう? と疑問におもっていました。
じっさいに来てみると、複雑な縄張りの城で、三河における武田流築城術の貴重な例でもあり、選ばれたことに納得がいきました。



資料館を見ているうちに、雨がはげしくなってきました。
やや小やみになったところを見はからって、出発。
とりあえず次の目的地の田峯城(だみねじょう)はそれほどけわしそうな感じはしないので、予定通り行くことにします。

1時間と少々車をはしらせると、やがて田峯城が見えてきました。


0134田峯城.jpg田峯城跡は「歴史の里田峯城」の名で、歴史公園として整備されています。


0136田峯城.jpg橋をわたって城域にはいっていきます。


0160田峯城.jpg主郭には"御殿”がたっています。
御殿とはいっても、発掘調査にもとづいてこのような建物があった、と復元したわけではなく、代表的な書院造を参考に建てたものだそうです。
まあ、模擬御殿ということになります。

御殿のなかにはいるには入場料210円がひつようです。


0145田峯城.jpg御殿内部。


0158田峯城.jpgほかに大手門や物見台も復元(?)されています。


0161田峯城.jpg
この物見台も根拠はありませんが、戦国の雰囲気は出ています。


0165田峯城からの景色.jpg物見台からの景色。
この城がいかに深い山のなかにあるかが、おわかりいただけると思います。

中世の山城の中には、現在はイナカ(失礼)でも、室町や戦国のころは都会だったのだろうなあ、と思わせる城があります。
(例:一乗谷、吉田郡山etc)
しかしここは、昔からこんな感じだったのでしょうね。


田峯城は文明2(1470)年、菅沼定信によってきずかれたとされます。

天正3(1575)年、5代目城主の菅沼定忠は武田勝頼にしたがい長篠の戦いに出陣しますが、武田方は敗退。
田峯にもどった定忠は、徳川方に寝返った叔父の定直と家老今泉道善らの謀反により、城からの締め出しをくらいます。
復讐をちかう定忠は翌年謀略をもちいて夜間に入城し、謀反に参加した96人を皆ごろしにします。
このとき今泉道善は鋸びきの刑に処せられたといわれます。


0173田峯城からの景色.jpg周囲にはわずかながら、集落らしきものも見えます。


0174田峯城.jpgそうこうするうちに、雨足がつよくなってきました。
写真でわかるくらいの雨です。



本当はこのあと、松平城や大給城へ行く予定でした。
しかしこの雨のなか、純然たる山城である2城へ行くのは勇気がいります。

予定を変更し、松平城、大給城の2城はカットし、ほんらいそのあとにおとずれる予定だった足助城へ直接向かうことにしました。
足助城なら、それほどけわしそうな感じはしません。

というわけで田峯城をあとにし、走りだしましたが、そろそろお昼どきです。
山奥なのでコンビニもファミレスもなく、こりゃお昼抜きかなあ、と思ったんですが、しばらく走ると「うどん・そば」の看板が目にはいったので、車をとめました。

僕は旅に出たらなるべくその土地ならではものを食べるようにしていますが、メニューを見ると「カレーライス」「かつ丼」「親子丼」。
うーん・・・。
しかししばらくメニューを見ていると、「おっ」という料理が目に入りました。
みそ煮込みうどん・天入り
これは"三河”って感じがします。さっそく注文しました。

0182みそ煮込みうどん天入り.jpgこってりしたみそ味、やわらかめの麺はローカル感満載!
"ディープ三河”をたんのうしました。
エビ天の衣がふにゃふにゃになってしまっているのが少々ざんねんですが、これは料理の性質上いたしかたないでしょう。

ちょっと甲州の"ほうとう”に近い気もしますが、考えてみれば三河もここまでくれば甲斐はすぐそこなんですね。


この日の後半に続きます。


愛知の山城ベスト50を歩く [ 愛知中世城郭研究会 ] - 楽天ブックス
愛知の山城ベスト50を歩く [ 愛知中世城郭研究会 ] - 楽天ブックス

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 22

なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー)
ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス
ガッツ(がんばれ!) ガッツ(がんばれ!) ガッツ(がんばれ!)

この記事へのコメント

2019年11月01日 18:54
無料とは思えない朝食ですね。
御神木も存在感があります。
城跡は植林されているのですね。
城跡を見て歴史民俗資料館があって。
嬉しくなりますね。
2019年11月02日 01:13
こんばんは

田峰城ですか。
御殿が建ってるんですね。
いい感じですね。
見応えありそうですね。
雨はまだ大丈夫だったんでしょうか。
家ニスタ
2019年11月02日 22:27
torさん、こんばんは。
豊橋ステーションホテルの朝食は、無料ですがバイキングで、かなりのバリエーションがありました。
ご神木はかなりりっぱなものでした。
古宮城の森は杉の人工林ですね。
花粉症の時期に来なくてよかったです。
いつもコメントありがとうございます。
家ニスタ
2019年11月02日 22:33
トトパパさん、こんばんは。
田峯城は御殿がたっていますが、史実にもとづいたものではなく、模擬です。
大手門や物見台も復元されているので、見ごたえはあると思います。
じつはかなり雨ふってました。
いつもコメントありがとうございます。
2019年11月05日 12:22
こんにちは~

本当に最近のビジネスホテルの朝ごはんは
かなり充実してきましたね!

雨の中のお城巡りは大変ですね…

味噌煮込みうどんは 雨で冷えた体に
染みわたりそうですし 良いですね♪
家ニスタ
2019年11月05日 23:21
おとめさん、こんばんは。
ビジネスホテルも過当競争ですので、よっぽど駅の目の前とかでないかぎり、無料朝食などのサービスに力をいれているところが多いですね。
このホテルは朝食ばかりでなく、夕方のウェルカム・カレーまであって、びっくりしました。
車なので、それほど雨に濡れることもありませんでした。
むしろこの時期はまだ暑かったです。
でもうどんはおいしかったですね。
いつもコメントありがとうございます。
2019年11月19日 00:10
歴史博物館良いですね
こういうの好きです

2城目の物見台から見える風景も素敵ですね
現代の建物が無いのがいいです

雨で2城は中止ですか
またリベンジですね

名古屋で昔味噌煮込みうどんを食べたらうどんが半煮えみたいに固くて関西人には美味しくなかったですが、やわらかい味噌煮込みうどんなら美味しそうです(笑)
家ニスタ
2019年11月19日 23:01
とまるさん、こんばんは。
田峯城の物見台からの景色は、現代の建物がないというよりは何もない・・・(笑)。
毎回、旅に出るたびにリベンジのネタが増えますね。

関西の方はふにゃふにゃのうどんがお好きなのですか?
僕は讃岐ふうのコシのあるうどんが好きですので、とまるさんのいう名古屋のうどんもおいしく食べられるかもしれません。
味噌煮込みうどんがやわらかいといったのは、あくまで僕の基準ですので、とまるさんのお口にあうかはわかりません。
いつもコメントありがとうございます。
2019年11月20日 01:24
表現って難しいですね(笑)
ふにゃふにゃまで軟らかくなくていいです
私もコシのある讃岐うどんは好きです
コシはあるけど、ちゃんと湯がいてますよね

名古屋で食べたものは乾燥したきしめんをさっと湯にくぐらせたような全然湯がけてない麺です
有名なお店だと友人が連れて行ってくれましたが驚きました
家ニスタ
2019年11月22日 20:14
失礼しました。
「ふにゃふにゃ」とまではおっしゃってなかったですね。
きしめんをさっと湯にくぐらせただけでは、たしかに硬いですね。
友だちにふにゃふにゃ麺好きがいるものですから・・・。
いつもコメントありがとうございます。
2019年12月21日 11:08
古宮城のヒノキは補修はあるものの異様な姿形は眼を引きますねえ。。
田峯城の菅沼氏、今川・武田・徳川と大国の狭間で、揺れ動いた一族ですが、それだけ重要地だったということですね。
綺麗に整備されていて、歩くには良いと思いますが、出来れば天候には恵まれたいですね。。やはり山城での雨降りはきついです。
家ニスタ
2019年12月21日 22:05
つとつとさん、こんばんは。
古宮城のヒノキは本当に風格のある木でした。
田峯城はまさに境目の城で、そのときどきで強い者につくしか、方法はないですよねえ。
関東では、謙信と北条の間で揺れ動いた佐野氏などの例が思いおこされます。
まあ田峯城は復元されているのは主郭だけで、広範囲をあるいたわけではないので、雨でもそれほど問題はありませんでした。
いつもコメントありがとうございます。