みたび「みんなの九州きっぷ」の旅(1)-佐土原城
予告どおり、この秋3回めの九州旅行に行ってきました!
ご安心ください、まだ第3波が到来する前の、11月はじめのことです。
(ついに第3波来てしまいましたね・・・)
先日の記事では、北陸/福井のほうを優先する、と書いたんですけれど・・・。
ちょうど今の時期は、「青春18きっぷ」も「秋の乗り放題パス」もない、空白の季節です。
12月10日の18きっぷ利用開始を待っていると、福井などはかなり寒くなり、それこそコロナ流行の絶好の条件がそろってしまいます。
まだ第3波到来前だったとはいえ、東京などではじょじょに感染者が増えてきていて、
「今のうちにどこかに行かないと・・・」
と焦る気持ちもありました。
九州なら、2日間1万円で新幹線も乗りほうだいの「みんなの九州きっぷ」が、12月までいつでも使えます。
18きっぷ派の僕は、今回のようなよっぽどお得な企画切符でもないかぎり、ほとんど新幹線や在来特急に乗ったりしないのです。
なので、この切符があるうちに乗っておきたいというのもあり、結局またしても行先が九州になってしまいました(笑)。
そして今回のミッションは、福岡を起点とした九州一周!
2日間で一周できればいいんでしょうけれど、さすがの「みんなの九州きっぷ」とはいえ、あちこちで城を見ながらだと、なかなかむずかしいようです。
結果的には、初日(「みんなの・・・」使用開始前です)に熊本まで移動しておいたことで、一周することができました。
それでは、いつものように成田空港から出発しましょう!

成田空港です。
そういや、成田のこんな感じの写真を載せたことはなかったですね。
今回はピーチで福岡まで飛びます。

福岡空港に到着。
ピーチの親会社のANAが、だいぶ収益が悪化しているようですが、だいじょうぶでしょうか・・・。
地下鉄で博多駅へ行き、そこからJRに乗って熊本に向かいます。
まだ「みんなの九州きっぷ」利用開始前ですので、ふつうにスイカで乗りました。

鳥栖駅で途中下車。
鳥栖でおりたのは、大好きな中央軒さんの駅弁を買うためです。

いつもの長崎街道焼麦弁当を車内であけます。
うーん、安定したおいしさ!
初日から飲みテツ全開で、たのしいです。

熊本到着。
まあ熊本何度も来てるので、泊まらなくていいっちゃいいんですけど・・・。
先ほども書きましたように、結果的にここで熊本まで進んでおいたおかげで、「九州一周」を達成することができました。
熊本駅前の広場工事のため、市電の乗り場が移るようです。

初日熊本泊まりにしたのは、お気に入りの居酒屋に行きたかったからでもあります。
いつもの魚河岸番屋さんに行きました。
写真は‟熊本前菜3点セット”。
熊本名物がちょっとずつ食べられるのは、いいですね!

こちらは‟クロの塩焼き”。
クロとは、一般的にはメジナとして知られる魚だそうです。
脂がのっていて、おいしかったですよ。
〈2日目〉
今日は新幹線で鹿児島まで南下、在来線特急に乗りかえて、宮崎をめざします。

鹿児島中央駅停車中の、‟きりしま6号”です。
なんだかこの列車も、すっかりおなじみになっちゃいましたね(笑)。

鹿児島中央で買った駅弁を、車内であけます。
‟桜島灰干弁当”です。
料理研究家の方がプロデュースされたものだそうで、上品な味わいでした。

車窓の風景。

宮崎駅に到着し、普通列車に乗りかえて、宮崎神宮まで行きます。
宮崎神宮駅から国道をわたったバス停から、バスに乗ります。
ちょうどこの時間帯に、宮崎駅発で佐土原城の前を通るバスがなく、携帯の乗換案内アプリでしらべたら、宮崎神宮駅でバスに乗るよう指示されました。
僕は時刻表派で、あまりアプリに重きを置いていないんですが、こんなルートはふつう気づきようがないので、こういうときはやはりアプリが役に立ちますね。

バス40分ほどで、佐土原歴史資料館鶴松館の前に着きます。
鶴松館は江戸時代に、佐土原城の麓の政庁があったところにたっていますが、外観は当時のものではなく、二条城を参考にして建てられたそうです。

鶴松館内部です。
この資料館は以前佐土原城をおとずれたときにも来ましたが、今は土日のみの開館になっているんですね。

庭もきれい。
鶴松館背後の小山が、中世佐土原城跡なんですけれど、昨年の豪雨で被害を受けたようで、現在のぼれないとのことです。
入口からちょっと行ったところまでは入れるということでしたが、この山城は以前行ったことがあるので、まあいいかなと。
佐土原城の築城は建武年間(1334~38)にさかのぼるといわれます。
以後伊東氏の一族の居城でしたが、元亀3(1572)年の木崎原の戦いで、伊東氏は島津義久に大敗。
以後島津家久が入ります。
秀吉の九州攻め後も島津領として安堵されますが、関ケ原の戦いで城主豊久が戦死。
一時幕府直轄領となりますが、慶長8(1603)年に島津以久にあたえられ、以後明治維新までつづきます。


鶴松館の前には、きれいに花が植えられていました。

鶴松館前景。
背後に見える山が、中世佐土原城跡。

鶴松館で押した続100名城スタンプです。
2日目の後半に続きます。
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(ついに第3波来てしまいましたね・・・)
先日の記事では、北陸/福井のほうを優先する、と書いたんですけれど・・・。
ちょうど今の時期は、「青春18きっぷ」も「秋の乗り放題パス」もない、空白の季節です。
12月10日の18きっぷ利用開始を待っていると、福井などはかなり寒くなり、それこそコロナ流行の絶好の条件がそろってしまいます。
まだ第3波到来前だったとはいえ、東京などではじょじょに感染者が増えてきていて、
「今のうちにどこかに行かないと・・・」
と焦る気持ちもありました。
九州なら、2日間1万円で新幹線も乗りほうだいの「みんなの九州きっぷ」が、12月までいつでも使えます。
18きっぷ派の僕は、今回のようなよっぽどお得な企画切符でもないかぎり、ほとんど新幹線や在来特急に乗ったりしないのです。
なので、この切符があるうちに乗っておきたいというのもあり、結局またしても行先が九州になってしまいました(笑)。
そして今回のミッションは、福岡を起点とした九州一周!
2日間で一周できればいいんでしょうけれど、さすがの「みんなの九州きっぷ」とはいえ、あちこちで城を見ながらだと、なかなかむずかしいようです。
結果的には、初日(「みんなの・・・」使用開始前です)に熊本まで移動しておいたことで、一周することができました。
それでは、いつものように成田空港から出発しましょう!

成田空港です。
そういや、成田のこんな感じの写真を載せたことはなかったですね。
今回はピーチで福岡まで飛びます。

福岡空港に到着。
ピーチの親会社のANAが、だいぶ収益が悪化しているようですが、だいじょうぶでしょうか・・・。
地下鉄で博多駅へ行き、そこからJRに乗って熊本に向かいます。
まだ「みんなの九州きっぷ」利用開始前ですので、ふつうにスイカで乗りました。

鳥栖駅で途中下車。
鳥栖でおりたのは、大好きな中央軒さんの駅弁を買うためです。

いつもの長崎街道焼麦弁当を車内であけます。
うーん、安定したおいしさ!
初日から飲みテツ全開で、たのしいです。

熊本到着。
まあ熊本何度も来てるので、泊まらなくていいっちゃいいんですけど・・・。
先ほども書きましたように、結果的にここで熊本まで進んでおいたおかげで、「九州一周」を達成することができました。
熊本駅前の広場工事のため、市電の乗り場が移るようです。

初日熊本泊まりにしたのは、お気に入りの居酒屋に行きたかったからでもあります。
いつもの魚河岸番屋さんに行きました。
写真は‟熊本前菜3点セット”。
熊本名物がちょっとずつ食べられるのは、いいですね!

こちらは‟クロの塩焼き”。
クロとは、一般的にはメジナとして知られる魚だそうです。
脂がのっていて、おいしかったですよ。
〈2日目〉
今日は新幹線で鹿児島まで南下、在来線特急に乗りかえて、宮崎をめざします。

鹿児島中央駅停車中の、‟きりしま6号”です。
なんだかこの列車も、すっかりおなじみになっちゃいましたね(笑)。

鹿児島中央で買った駅弁を、車内であけます。
‟桜島灰干弁当”です。
料理研究家の方がプロデュースされたものだそうで、上品な味わいでした。

車窓の風景。

宮崎駅に到着し、普通列車に乗りかえて、宮崎神宮まで行きます。
宮崎神宮駅から国道をわたったバス停から、バスに乗ります。
ちょうどこの時間帯に、宮崎駅発で佐土原城の前を通るバスがなく、携帯の乗換案内アプリでしらべたら、宮崎神宮駅でバスに乗るよう指示されました。
僕は時刻表派で、あまりアプリに重きを置いていないんですが、こんなルートはふつう気づきようがないので、こういうときはやはりアプリが役に立ちますね。

バス40分ほどで、佐土原歴史資料館鶴松館の前に着きます。
鶴松館は江戸時代に、佐土原城の麓の政庁があったところにたっていますが、外観は当時のものではなく、二条城を参考にして建てられたそうです。

鶴松館内部です。
この資料館は以前佐土原城をおとずれたときにも来ましたが、今は土日のみの開館になっているんですね。

庭もきれい。
鶴松館背後の小山が、中世佐土原城跡なんですけれど、昨年の豪雨で被害を受けたようで、現在のぼれないとのことです。
入口からちょっと行ったところまでは入れるということでしたが、この山城は以前行ったことがあるので、まあいいかなと。
佐土原城の築城は建武年間(1334~38)にさかのぼるといわれます。
以後伊東氏の一族の居城でしたが、元亀3(1572)年の木崎原の戦いで、伊東氏は島津義久に大敗。
以後島津家久が入ります。
秀吉の九州攻め後も島津領として安堵されますが、関ケ原の戦いで城主豊久が戦死。
一時幕府直轄領となりますが、慶長8(1603)年に島津以久にあたえられ、以後明治維新までつづきます。

鶴松館の前には、きれいに花が植えられていました。

鶴松館前景。
背後に見える山が、中世佐土原城跡。

鶴松館で押した続100名城スタンプです。
2日目の後半に続きます。
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この記事へのコメント
もうJR九州から感謝状でそうですね。
リニア静岡の直後に九州が登場するとは予想できないです。
お気に入りの居酒屋は「魚河岸番屋」だったのですね。
どこかなと想像していました。
「きりしま6号」縁が有りますね。
九州一周されたのですね。
次回も楽しみです。
ちなみに7日熊本なら
その日からワンピース市電が運行開始でしたよ。
1回目の旅行のときに、登録したJR九州WEBを「今後利用することはないだろう」と書いたんですが、結局3回も利用することになりました(笑)。
お気に入りの居酒屋は2つあって、「魚河岸番屋」さんと「まるかわ」さんです。
きりしま6号、また乗ってきました。
えっ、ワンピース電車!
それは見かけなかったです。
いつもコメントありがとうございます。
わぁ! 有言実行 また九州にいらしたんですね
良いなぁ♪
私も この間 週末 ひとっ走りしましたけど
慌ただしかったですし お目当ての正倉院展行くだけで
いっぱいでしたから もう少し 何日かかけて
どこか行きたい気分です…
こうして短期間に集中して訪れると、
九州の空気感がもうすっかり体に
馴染んだんじゃ無いでしょうか。
今会期になったのは「桜島灰干弁当」。
桜島灰干とは一体何なのか、考え始めると、
夜も眠れなくなりそうです。
はい、また九州行ってきました。
そうですね、できれば長い旅行きたいですよね・・・。
それでも、この秋は僕としては短めの旅ばかりだったのですが、内容としてはけっこう充実していました。
ついに第3波来てしまいましたので、また半年単位のひきこもり生活に入ることになりそうです・・・。
いつもコメントありがとうございます。
とくに熊本にかんしては、「住んでる感」が出てきました(笑)。
「桜島灰干」とは、桜島の火山灰のみも用いて乾燥させた魚の干物のことだそうです。
魚のうまみ成分であるアミノ酸が凝縮されるのだとか。
ざんねんながら僕の繊細でない舌では、他の干物とのちがいはいまいちよくわかりませんでしたが・・・。
いつもコメントありがとうございます。
旅の楽しみはやはり食ですねえ@@どれも美味しそう^^
桜島灰干弁当 なんだか微妙なネーミングですねえ^^;
鶴松館 整備も行き届いて綺麗ですねえ@@
はい、また九州行ってきました。
僕も九州が好きな理由は史跡等とならんで、やっぱり「食」です(笑)。
桜島灰干弁当、なんだか灰まみれの魚を想像していまいますが、セロファンで包んで灰の中に沈めるので、灰はつかないそうです。
鶴松館はきれいに整備されていますが、外観も中身も史実にもとづいていないところがネックです。
いつもコメントありがとうございます。