私見・世界の遺跡30選(1)-30位~26位
外出自粛特別企画第2弾!
またまた1都3県に緊急事態宣言が発出され、対象地域ではないとはいえ比較的近くに住む僕も、なかなか外出できない状況になってしまいました。
(関西にも拡大されるようですね)
Blog用の旅行ネタは去年の11月初めで尽きてしまっています。
現状では旅行へ行けないばかりか、こまったときの「茨城のマイナーな城めぐり」にさえ、行きづらくなってきました。
去年の外出自粛期間中は当ブログで「駅弁ベスト30」の企画をおこない、
(局地的に)ご好評をいただきました。
そこでその第2弾として、僕がこれまで見てきた世界(日本含む)の遺跡の中から、ベスト30をえらぶ企画をやりたいと思います。
僕がこれまで世界でおとずれた遺跡は100を超えるとはいえ、地域がかたよって(中南米と東南アジアがほとんど)いますし、当然のことながら世界中の国に行ったわけでも、世界中の遺跡を見たわけでもありません。
そもそも、世界四大文明のうちの三つの文明(黄河、メソポタミア、インダス)の遺跡を、ひとつも見たことがありません。
こんな僕に、ベスト30をえらぶ資格なんてあるのか、ともおもうのですが・・・。
まあ、四大文明なんていう陳腐ないい方をするのは日本だけで、世界にはそれ以外の文明もたくさんあります。
さいきんではヨーロッパなどへ行く機会も増え、中南米とアジア以外で見た遺跡も増えてきたので、ここらで僕なりのランキングをつくるのは、個人的な振りかえりとしては意味のあることではないか、と思いました。
本来、遺跡の価値に優劣などつけるべきできではありませんが、僕が行って
「ここは見ごたえがあった」「感動した」という遺跡をえらぶことは、一部の方にはご参考になるかもしれません。
駅弁にくらべると、遺跡に興味のある方はすくないかもしれませんけれど・・・。
以前、こちらのブログをやめて、「世界の遺跡と日本の城跡(仮)」
といった感じのホームページをつくりたい、という希望は書いたと思いますが、その計画はまだ先になりそうですが、のこってはいます。
今回の企画がその下地になれば、という思惑もあります。
いつものように前置きが長くなりましたが、ここらで開始するといたしましょう。
第30位
三内丸山
日本(青森県) 縄文時代


行ったのがだいぶ前のことなので、写真をさがすのに苦労しました。
たぶん20年くらい前に行ったのですが、いつ行ったのか思いだせないほどむかしの話です。
(行ったことはたしかです)
フィルムカメラで撮った写真には日付の情報もないので、いつのことかわからないのはこまったものですね。
当時のカメラにも日付を刻印する機能はありましたが、写真そのものにどかっと焼きつけられてしまうのがいやで、使っていませんでした。
こうなると、日付を入れときゃよかったですね・・・。
その規模といい、古さ(紀元前3900~2200ごろ)といい、世界の大遺跡に伍してこのランキングに入る資格はじゅうぶんにあるのですが、問題は、建物群の復元(?)が妥当なのかどうか。
れいによって、柱穴の大きさから予想される最大限のものを建てちゃってます。
観光の目玉にしたい地元自治体などからすれば、できるだけデカいのを建てたい、という気持ちはわかるのですが、かならずしも柱穴の太さから算出される最大限の大きさのものが建っていたとは限らない、ということには留意すべきです。
そもそも、図面も写真もない時代の建物を推定でたてることを、「復元」と呼ぶかどうかという問題がありますが・・・。
とはいえ、この遺跡の価値じたいはうたがいようのないものです。
大学時代に僕が所属していたサークル考古学研究会の福島出身の先輩が言っていた、
縄文時代の大都会東北地方!!(笑)ということばが思いだされます。

第29位
コロッセオ
イタリア ローマ文明

「え、こんなに順位下なの?」
とおもわれる方もいらっしゃるでしょう。
たしかに現代の都会に、こんな古代の建造物がでーんとかまえる姿は圧巻です。
ですが、都会の中というそのロケーションゆえに、やや神秘性が足りないかともおもい、この順位にしました。
こういう言い方がただしいかどうかわかりませんが、なんだか俗化されちゃってる気がするんですよね。
とはいえこのロケーションが魅力、という方もいるでしょうから、なんともいえません。
イタリアでは、ほかにもっと上位に入れたい遺跡があるので、
(例の、すっごく有名なヤツです)
この順位にしておきました。

こんな都会の真ん中で、剣闘士どうしや剣闘士と猛獣の、血なまぐさいたたかいがおこなわれていたと思うと、ちょっとぞーっとする施設でもあります。

第28位
ポロンナルワ
スリランカ

2019年、僕にとっての最新の遺跡めぐりに行った地である、スリランカ。
このポロンナルワは、いくつもの寺院跡からなる仏教遺跡群です。
こうした複合遺跡の場合、いくつの遺跡として数えるか、いつもこまるのですが、このランキングではひとつとして数えることにします。

タイなど東南アジア諸国に行くと、寺院にスリランカ式仏塔というものが建っていますが、こちらはその本場になります。
南国のつよい日ざしに、白い仏塔が映えますね。

寝釈迦もあるでよ。

第27位
プランバナン
インドネシア

インドネシア2大遺跡として、ボロブドゥールとプランバナンがあります。
ボロブドゥールが仏教遺跡であるのにたいして、こちらはヒンドゥー教の遺跡になります。
そびえたつ尖塔のうつくしさとロケーションから、僕はこちらのプランバナンのほうが好きなのですが、規模でいうとやはりボロブドゥールにはおよばないので、この順位にとどめておきました。

とはいえ、やはり天をつく尖塔群は圧巻です。

ここも20年以上前におとずれた遺跡ですが、ボロブドゥールほど有名ではないこともあり、当時はのんびりと見学できました。
ほかにも周囲にいくつかの寺院が点在しているので、レンタサイクルでまわることができます。
(今はどうなっているかわかりません)

第26位
トニナー
メキシコ マヤ文明

メキシコ・チアパス州にあるマヤ遺跡のうち、パレンケに匹敵する規模をもちながら、それほど知られていないこの遺跡。
やはりロケーションのすばらしさから、僕はこちらのほうがお気に入りです。
複雑な形をした、写真の巨大ピラミッドに圧倒されますが、実はこれ、自然の丘を利用し、その上にピラミッド状建造物を足したもの。
いわば、「あげ底ピラミッド」(笑)です。

ですが、特筆すべきはやはりこのロケーションのすばらしさでしょう。

どうですこの景色!
パレンケほど観光客も多くなく、ゆっくりと見てまわれますよ。
かつてテロがさかんだったチアパス州の都市、オコシンゴに近接しているのですが、現在の治安がどうなっているかは、ちょっとわかりません。

・・・と、30位から26位をご紹介してきましたが、「私見」とあるように、このランキングは僕個人の考えであることをご了承ください。
私見というより、独断であり偏見です(笑)。
次回は25位~21位をご紹介したいと思います。
駅弁とちがって、それほど興味のない方が多いかもしれませんが、よろしければ気長にお待ちください。
*今回の記事でご紹介した写真は、すべて僕が現地で遺跡を見学し、撮影したものです*
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またまた1都3県に緊急事態宣言が発出され、対象地域ではないとはいえ比較的近くに住む僕も、なかなか外出できない状況になってしまいました。
(関西にも拡大されるようですね)
Blog用の旅行ネタは去年の11月初めで尽きてしまっています。
現状では旅行へ行けないばかりか、こまったときの「茨城のマイナーな城めぐり」にさえ、行きづらくなってきました。
去年の外出自粛期間中は当ブログで「駅弁ベスト30」の企画をおこない、
(局地的に)ご好評をいただきました。
そこでその第2弾として、僕がこれまで見てきた世界(日本含む)の遺跡の中から、ベスト30をえらぶ企画をやりたいと思います。
僕がこれまで世界でおとずれた遺跡は100を超えるとはいえ、地域がかたよって(中南米と東南アジアがほとんど)いますし、当然のことながら世界中の国に行ったわけでも、世界中の遺跡を見たわけでもありません。
そもそも、世界四大文明のうちの三つの文明(黄河、メソポタミア、インダス)の遺跡を、ひとつも見たことがありません。
こんな僕に、ベスト30をえらぶ資格なんてあるのか、ともおもうのですが・・・。
まあ、四大文明なんていう陳腐ないい方をするのは日本だけで、世界にはそれ以外の文明もたくさんあります。
さいきんではヨーロッパなどへ行く機会も増え、中南米とアジア以外で見た遺跡も増えてきたので、ここらで僕なりのランキングをつくるのは、個人的な振りかえりとしては意味のあることではないか、と思いました。
本来、遺跡の価値に優劣などつけるべきできではありませんが、僕が行って
「ここは見ごたえがあった」「感動した」という遺跡をえらぶことは、一部の方にはご参考になるかもしれません。
駅弁にくらべると、遺跡に興味のある方はすくないかもしれませんけれど・・・。
以前、こちらのブログをやめて、「世界の遺跡と日本の城跡(仮)」
といった感じのホームページをつくりたい、という希望は書いたと思いますが、その計画はまだ先になりそうですが、のこってはいます。
今回の企画がその下地になれば、という思惑もあります。
いつものように前置きが長くなりましたが、ここらで開始するといたしましょう。
第30位
三内丸山
日本(青森県) 縄文時代


行ったのがだいぶ前のことなので、写真をさがすのに苦労しました。
たぶん20年くらい前に行ったのですが、いつ行ったのか思いだせないほどむかしの話です。
(行ったことはたしかです)
フィルムカメラで撮った写真には日付の情報もないので、いつのことかわからないのはこまったものですね。
当時のカメラにも日付を刻印する機能はありましたが、写真そのものにどかっと焼きつけられてしまうのがいやで、使っていませんでした。
こうなると、日付を入れときゃよかったですね・・・。
その規模といい、古さ(紀元前3900~2200ごろ)といい、世界の大遺跡に伍してこのランキングに入る資格はじゅうぶんにあるのですが、問題は、建物群の復元(?)が妥当なのかどうか。
れいによって、柱穴の大きさから予想される最大限のものを建てちゃってます。
観光の目玉にしたい地元自治体などからすれば、できるだけデカいのを建てたい、という気持ちはわかるのですが、かならずしも柱穴の太さから算出される最大限の大きさのものが建っていたとは限らない、ということには留意すべきです。
そもそも、図面も写真もない時代の建物を推定でたてることを、「復元」と呼ぶかどうかという問題がありますが・・・。
とはいえ、この遺跡の価値じたいはうたがいようのないものです。
大学時代に僕が所属していたサークル考古学研究会の福島出身の先輩が言っていた、
縄文時代の大都会東北地方!!(笑)ということばが思いだされます。
第29位
コロッセオ
イタリア ローマ文明

「え、こんなに順位下なの?」
とおもわれる方もいらっしゃるでしょう。
たしかに現代の都会に、こんな古代の建造物がでーんとかまえる姿は圧巻です。
ですが、都会の中というそのロケーションゆえに、やや神秘性が足りないかともおもい、この順位にしました。
こういう言い方がただしいかどうかわかりませんが、なんだか俗化されちゃってる気がするんですよね。
とはいえこのロケーションが魅力、という方もいるでしょうから、なんともいえません。
イタリアでは、ほかにもっと上位に入れたい遺跡があるので、
(例の、すっごく有名なヤツです)
この順位にしておきました。

こんな都会の真ん中で、剣闘士どうしや剣闘士と猛獣の、血なまぐさいたたかいがおこなわれていたと思うと、ちょっとぞーっとする施設でもあります。
第28位
ポロンナルワ
スリランカ

2019年、僕にとっての最新の遺跡めぐりに行った地である、スリランカ。
このポロンナルワは、いくつもの寺院跡からなる仏教遺跡群です。
こうした複合遺跡の場合、いくつの遺跡として数えるか、いつもこまるのですが、このランキングではひとつとして数えることにします。

タイなど東南アジア諸国に行くと、寺院にスリランカ式仏塔というものが建っていますが、こちらはその本場になります。
南国のつよい日ざしに、白い仏塔が映えますね。

寝釈迦もあるでよ。
第27位
プランバナン
インドネシア

インドネシア2大遺跡として、ボロブドゥールとプランバナンがあります。
ボロブドゥールが仏教遺跡であるのにたいして、こちらはヒンドゥー教の遺跡になります。
そびえたつ尖塔のうつくしさとロケーションから、僕はこちらのプランバナンのほうが好きなのですが、規模でいうとやはりボロブドゥールにはおよばないので、この順位にとどめておきました。

とはいえ、やはり天をつく尖塔群は圧巻です。

ここも20年以上前におとずれた遺跡ですが、ボロブドゥールほど有名ではないこともあり、当時はのんびりと見学できました。
ほかにも周囲にいくつかの寺院が点在しているので、レンタサイクルでまわることができます。
(今はどうなっているかわかりません)
第26位
トニナー
メキシコ マヤ文明

メキシコ・チアパス州にあるマヤ遺跡のうち、パレンケに匹敵する規模をもちながら、それほど知られていないこの遺跡。
やはりロケーションのすばらしさから、僕はこちらのほうがお気に入りです。
複雑な形をした、写真の巨大ピラミッドに圧倒されますが、実はこれ、自然の丘を利用し、その上にピラミッド状建造物を足したもの。
いわば、「あげ底ピラミッド」(笑)です。

ですが、特筆すべきはやはりこのロケーションのすばらしさでしょう。

どうですこの景色!
パレンケほど観光客も多くなく、ゆっくりと見てまわれますよ。
かつてテロがさかんだったチアパス州の都市、オコシンゴに近接しているのですが、現在の治安がどうなっているかは、ちょっとわかりません。
・・・と、30位から26位をご紹介してきましたが、「私見」とあるように、このランキングは僕個人の考えであることをご了承ください。
私見というより、独断であり偏見です(笑)。
次回は25位~21位をご紹介したいと思います。
駅弁とちがって、それほど興味のない方が多いかもしれませんが、よろしければ気長にお待ちください。
*今回の記事でご紹介した写真は、すべて僕が現地で遺跡を見学し、撮影したものです*
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